4章 第2節

1⃣商品券

 参考 ごく稀に出題
 百貨店の商品券を受け取るとかそういうの

商品券は後で商品券発行会社からお金をもらう権利がある=資産で考える

受け取り商品券は資産で考える

仕分け例4-17
商品100販売で 100商品券を受け取った
受取商品券100(資産+)  売上100(収益)

例題4-7
1.商品15000を販売、現金5000と商品券10000を受け取った
現金 5000       売上15000
受取商品券 10000

2.上記を換金し、当座預金口座に振り込まれた
預金口座 10000 受取商品券 10000


2⃣クレジット売掛金

クレカ利用は信販会社から現金を受け取る権利がある=クレカ売掛金(資産)
ただし、クレカ売掛金は手数料控除後の金額となり、支払手数料(費用)が発生

仕分け例4-19
クレカで10000を販売 手数料2%
クレカ売掛金 9800(資産+)    売上10000(収益+)
支払手数料  200(費用+)

例題4-8
1.クレカで5000を販売、手数料1%で販売時に費用を認識する
 クレカ売掛金4950      売上5000
 支払手数料 50

2.上記代金が信販会社から当座預金に振り込まれた
当座預金 4950   クレカ売掛金 4950

仕分け例4-19  代金回収時に費用を認識の場合
クレカ売掛金 10000  売上10000


当座預金 9800 クレカ売掛金10000
支払手数料 200

3⃣手形 頻出→2026年に廃止すべて電子化

商品代金を後払いにする方法(後払いで日時が決まった小切手)

仕入側が約束手形を振り出す
売上側が約束手形を保有する。

振出人       手形の作成者 代金を払う人=支払う義務あり
受取人(名宛人)  手形の保有者 代金を受け取る人=貰う権利あり

約束手形振出し側の処理
仕分け例4-21 
30万を仕入れ、当社振出しの約束手形で支払った
仕入(費用+)  30万    支払手形(負債+) 30万

仕分け例4-22 上記の手形満期により当座預金口座から支払った。
支払手形(負債-) 30万   当座預金 30万(資産-)

約束手形の受け取り側の処理
仕分け例4-23 
30万を売り上げ、代金は手形で受け取った
受取手形30万(資産+)    売上30万(収益+)

仕分け例4-24 上記手形が満期で預金口座に振り込まれた
当座預金(資産+) 30万   受取手形(資産-) 30万

例題4-9
1.商品3000を仕入れ、当社振出し約束手形で支払った
仕入 3000  支払手形 3000

2.上記約束手形が満期で当座預金から引き落としされた
支払手形 3000  当座預金 3000

3.商品5000を販売 約束手形を貰った
受取手形 5000  売上 5000

4.上記が満期で当座預金に入金された
当座預金 5000  受取手形 5000

買掛金・売掛金と同様の動きをする

例題4-10
8/10商品4600で販売、代金は掛け(8/31まで)とした
8/20支払期日の延長の申し出があり、約束手形4600(満期10/31)を受け取った。

   借り方    金額   貸方     金額
8/1  売掛金   4600   売上      4600
8/20 受取手形  4600   売上→売掛金   4600

売掛金を約束手形に振り替えた=口約束から法律上ペナルティがある手形に変更した。
半年間に2回の不渡りで、銀行取引停止となり口座の強制解約で事実上の倒産になる

4⃣電子記録による債権・債務
電子記録債権
電子記録債務


債権者の会計処理
仕分け例4-25
売掛金3000 に 電子記録債権の発生記録の請求を行った
電子記録債権(資産+)3000   売掛金3000(資産-)

仕分け例4-27
買掛金3000 発生記録の通知を受けて電子記録債務が生じた
買掛金(負債-) 3000   電子録債務(負債+) 3000 

例題4-11
1.商品5万を掛け販売した
売掛金 50000 売上50000

2.上記について 発生記録の請求を行い、電子記録債権が50000生じた
電子記録債権 50000 売掛金 50000

3.電子記録債権が決済されて当座預金に入金された
当座預金 50000 電子記録債権 50000

第3節 貸倒れ

回収不能になること

売上債権を減少させて「貸倒れ損失(費用)」を計上

仕分け例4-29 A社倒産して売掛金1000が貸し倒れた
貸倒れ損失(費用+) 1000   売掛金(資産-)1000

債権を回収できちゃった場合
仕分け例4-30
前期以前に貸倒れ処理した売掛金1000を投棄に現金で回収した
現金 1000(資産+)   償却債権取立益(収益+)1000

例題4-12
1.約束手形6900が全額貸倒れした
貸倒れ損失 6900  受取手形6900

2.前期に貸倒れ処理した売掛金4000を現金で回収
現金 4000   償却債権取立益 4000


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