第9章 その他の取引

第一節 租税公課及びその他の費用

租税公課=会社が事業活動を行っていくうえで発生する税金
例)固定資産税・自動車税・印紙税

仕分け例9-1
固定資産税100を現金で納付した
租税公課(費用+) 100   現金(資産-)100

仕分け例9-2
領収書に貼りつけするため、200円の収入印紙を現金で購入した
租税公課 200  現金 200

2⃣その他の費用

~費はすべて(費用+)で処理

第2節仮払金・借受金

内容が確定していないものは仮払金(資産)
→仮で払っただけなので返してもらう権利があるため、資産計上


仕分け例9-3
従業員の出張費用の概算額800を現金で手渡した。
仮払金(資産+) 300 現金(資産-)300

仕分け例9-4
出張帰ると、旅費交通費は400円だったと報告を受けたため、不足分を現金で手渡した。

旅費交通費(費用+)400  仮払金 300
              現金 100


2⃣内容不明の入金
仕分け例9-5
取引先から100入金あったが、理由が不明である
当座預金(資産+) 100   借受金(負債+) 100

仕分け例9-6
上記の不明金の内容は貸付金の返済だった。
借受金(負債-) 100  貸付金(資産-) 100

例題9-2
1.従業員の出張に対し、概算の旅費交通費を12万現金で渡した
仮払金 12万 現金12万

2.出張先の従業員から当座預金口座に80万の入金があったが内容は不明
当座預金 80万 借受金80万

3.上記の入金は売掛金の回収額であった。
借受金 80万  売掛金 80万

4.出張費用を清算したところ、総額は11万だった、現金1万の返金を受けた。
現金 1万  仮払金 1万

旅費交通費11万   仮払金 12万
現金   1万      


第3節 訂正仕分け

誤った仕分けを訂正する→誤った仕分けの逆仕分けから正しい仕分け

 ①誤った仕分けの逆仕分けを行う
②本来行うべきであった正しい仕分けを行う。

仕分け例9-7
買掛金100を現金で支払った際にを誤って1000で記帳
①誤った仕分けの逆仕分け
現金 1000   買掛金 1000
②本来行うべき仕分け
買掛金 100  現金 100

→上記①.②を合わせると 現金 900  買掛金 900

例題9-3
1.売掛金50000を現金で回収した際に誤って売上勘定の貸方に記載していた。
現金 50000  売上 50000  誤った仕分け
売上 50000  現金 50000  逆仕分け
現金 50000  売掛金 50000 正しい仕分け
→ 売上50000  売掛金 50000

2.商品5000を掛け販売した際に、誤って借り方と貸方を反対に仕分けしていた。
誤り 売上 5000 売掛金 5000
逆  売掛金 5000 売上 5000
正  売掛金 5000 売上 5000
→  売掛金 10000  売上 10000
 
逆仕分けと正しい仕分けをしっかりと足す

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