第9章 その他の取引
第一節 租税公課及びその他の費用
租税公課=会社が事業活動を行っていくうえで発生する税金
例)固定資産税・自動車税・印紙税
仕分け例9-1
固定資産税100を現金で納付した
租税公課(費用+) 100 現金(資産-)100
仕分け例9-2
領収書に貼りつけするため、200円の収入印紙を現金で購入した
租税公課 200 現金 200
2⃣その他の費用
![](https://assets.st-note.com/img/1668117636558-KTBEa8Xcnd.png?width=1200)
第2節仮払金・借受金
![](https://assets.st-note.com/img/1668117862939-BuCHcJAbdG.png?width=1200)
→仮で払っただけなので返してもらう権利があるため、資産計上
仕分け例9-3
従業員の出張費用の概算額800を現金で手渡した。
仮払金(資産+) 300 現金(資産-)300
仕分け例9-4
出張帰ると、旅費交通費は400円だったと報告を受けたため、不足分を現金で手渡した。
旅費交通費(費用+)400 仮払金 300
現金 100
![](https://assets.st-note.com/img/1668117974319-o30uYxFFuW.png?width=1200)
2⃣内容不明の入金
仕分け例9-5
取引先から100入金あったが、理由が不明である
当座預金(資産+) 100 借受金(負債+) 100
仕分け例9-6
上記の不明金の内容は貸付金の返済だった。
借受金(負債-) 100 貸付金(資産-) 100
![](https://assets.st-note.com/img/1668118327574-SFRHZsQMns.png)
例題9-2
1.従業員の出張に対し、概算の旅費交通費を12万現金で渡した
仮払金 12万 現金12万
2.出張先の従業員から当座預金口座に80万の入金があったが内容は不明
当座預金 80万 借受金80万
3.上記の入金は売掛金の回収額であった。
借受金 80万 売掛金 80万
4.出張費用を清算したところ、総額は11万だった、現金1万の返金を受けた。現金 1万 仮払金 1万
↓
旅費交通費11万 仮払金 12万
現金 1万
第3節 訂正仕分け
誤った仕分けを訂正する→誤った仕分けの逆仕分けから正しい仕分け
![](https://assets.st-note.com/img/1668205006296-SYfdRob8qi.png?width=1200)
②本来行うべきであった正しい仕分けを行う。
仕分け例9-7
買掛金100を現金で支払った際にを誤って1000で記帳
①誤った仕分けの逆仕分け
現金 1000 買掛金 1000
②本来行うべき仕分け
買掛金 100 現金 100
→上記①.②を合わせると 現金 900 買掛金 900
例題9-3
1.売掛金50000を現金で回収した際に誤って売上勘定の貸方に記載していた。
現金 50000 売上 50000 誤った仕分け
売上 50000 現金 50000 逆仕分け
現金 50000 売掛金 50000 正しい仕分け
→ 売上50000 売掛金 50000
2.商品5000を掛け販売した際に、誤って借り方と貸方を反対に仕分けしていた。
誤り 売上 5000 売掛金 5000
逆 売掛金 5000 売上 5000
正 売掛金 5000 売上 5000
→ 売掛金 10000 売上 10000
逆仕分けと正しい仕分けをしっかりと足す
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