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パンとバター

こんがり焼けた食パンにバターを乗せて、しばらく待つ。角がとけて丸みを帯びたタイミングで、バターをサッとパン全体にまんべんなく伸ばす。
この焼き具合とバターの溶け具合が、その日の朝食の美味しさを左右する。

ある朝、娘からバターいっぱいがいいとのリクエストがあったので、いつもより気持ち多目に乗せた。そしてペーストしようとしたら、娘がダメー!と大きな声をあげた。
理由は「バターが無くなっちゃうー!」からだそうだ。

ん〜、バターが消えちゃう訳じゃないんだよ。塗ってるだけだよ。ちゃんとバターの美味しい味するよ。

と、説明してもピンとこないようだ。

そして今朝、全く同じように2歳の息子にもバターを塗ろうとした所、泣き崩れられた。

子供にはバターがまんべんなく染み込んだパンより、バターが1箇所に乗っかったパンの方が良いらしい。

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