見出し画像

シュリンプを飼いたい人必見!知識・道具・立ち上げ方まで!

初めましての方は初めまして。そうでない方はいつもお世話になっております。

朝霧くもりと申します。

突然ですがみなさん、生き物を飼われていますでしょうか?

犬、猫、鳥、魚、亀……
一概に飼育可能な生き物といっても、いろいろな種類がいると思います。


ただ、ワンちゃんやネコちゃんは餌代や治療費がバカになりませんし(でもかわいい)、鳥なども飼育スペースの管理が難しい所があります。


しかしながら、飼育も楽!お金の負担も少ない!癒される!の三すばらを満たす生き物を皆さんはご存じでしょうか?!





…………それはずばり、シュリンプになります。

え?ボク?(若干ピンボケ)


エビなんか飼ってどうするの?と思われる方もいらっしゃるでしょう。

しかし、シュリンプを飼った暁には、水槽の前から離れられなくなること間違いなしです。
ツマツマしてるのガチでかわいい


特に、新生活でひとり旅立ったあなたを癒しつつ、生活の邪魔を一切しないとんでもない生き物です。
是非飼いましょう、今すぐ飼いましょう、そうと決まればペットショップにGO!(新生活応援キャンペーン用の文章)

……そんな不思議な魅力があるシュリンプですが、初心者にとっては意外とハードルが高い面があります。

そこで、2年以上飼育を続けてきた私が、みなさんにシュリンプ飼育の立ち上げまでをレクチャーします!



それでは本編、行ってみましょー!



そもそもどんな種類がいるの?

そもそも、どのようなシュリンプが世の中で飼われているのでしょうか?


最もスタンダードなのが、チェリーシュリンプと呼ばれる種類になります。

淡水のヌマエビを品種改良した子で、ある程度飼育しやすいのが特徴です。
様々な色のバリエーションがあり、カラフルで好きな子を見つけやすいのもGood Point!

お値段はノーマルな子で200円/匹、ちょっとグレードの高い子でも400~500円/匹くらいになります。

ちょっと見づらいですがベルベットブルーシュリンプもどき。綺麗な青色ですね。


次に紹介するのが、ビーシュリンプ系統の種類になります。

チェリーシュリンプよりも少し小さい種類で、ある程度上級者向けになります。
主にレッドビーシュリンプがよく見かける子になるでしょうか。

お値段は1匹400円を超える事が多く、希少性によってどんどんと値が吊り上がっていきます。

こんなに爆増させてみたい……(引用:元気なビーシュリンプ市場


また、シュリンプと呼べるかは微妙な所ですが、アクアリウムなどでも一般的なのがミナミヌマエビヤマトヌマエビになります。

色は黒っぽく面白みはないですが、特にヤマトヌマエビは環境への耐性が強く飼育しやすい種類になります。

お値段は安く、1匹100円を超えることはまずないでしょう。

注意点として、ヤマトヌマエビは汽水でないと卵を産みません。ミナミヌマエビは淡水で抱卵できます。


他の魚と混泳させるならヤマトorミナミ、色を重視するならチェリーといった感じで選べばよいと思います。

ビーシュリンプは中級者になってからがオススメです。

シュリンプ飼育の前に必要するもの4選

これがみなさま一番悩むと思います。

とりあえず、必要最小限だけ今回は取り上げます。

他に必要とよく言われているものも最後に乗せておきます。
必須レベルのものからほぼ不要なものまで様々ですので、お好みに合わせて買ってください。

1.水槽

当たり前ですね。

まずは、入れる水槽のサイズを決めましょう。

30 cm水槽は取り回しがよいですが、水量が少ないので若干難易度が高くなります。
45 cmか、余裕があれば60 cmが最初はオススメです。


2.濾過器

濾過器はシュリンプ飼育では必須です。

低床に引くものや外に取り付けるもの、中に取り付けるものなど様々です。

自分はスターターセットに入っていたスイサクさんの簡易的なものをずっと使っています。

掃除も簡単なので愛用してます(引用:ヨドバシカメラ

……が、このやり方はあまりオススメできません。
何故なら、ろ過性能が他と比べて低いのと、酸素供給能力で劣るからです。

低床フィルターを使うのが一般的であり、どのサイズの水槽にも適用できるやり方となります。

しかし、メンテナンスや設置の難易度も考えると、初心者オススメのフィルターはスポンジフィルターとなります。

ペットショップでもよくみるやつ(引用:チャーム

こちらをまず使っておけば間違いないでしょう。

ただし、エアポンプが必要となるなど、若干コスト面でお高いのは覚悟しましょう。これもエビのためです。

3.ソイル

ソイルって何?という方もいらっしゃるかもしれません。

要は水槽に引く土のことです。

一応ソイルじゃない土(砂)もありますが、シュリンプではほとんどの人がソイルを使っていると思います。

そんなソイルも、色々と種類があって最初は悩むと思います。
特に、二種類使って層を作るとか、特徴がどうたらとか色々とどうでもいい参考になる知識がたっぷりとネット上に散らばっています。

正直、最初は一種類で構いません。

困ったらアマゾニアとか買っておけば、植物を入れないことにしてもなんとかなります。

よくあるやつ

最初の敷き方は若干知識が要りますので、後の立ち上げの時に説明します。

4.カルキ抜き

初心者が一番困る要素ナンバーワン。

汲み置きでカルキ抜きしてもいいんですけど、外から何が入ってくるか分からないのと、時間がかかるので個人的には必須道具です。

しかし、どれがいいかが最初は全く分からないですよね。
しかも、ネットの記事でも細かく書いてないことが多い。


では、そんなあなたに今回はくもりオススメのカルキ抜きを発表しましょう。


それは……


結局これ。


コントラコロライン!!!!!


自分も最初の内は色々と高いカルキ抜きを使ってきましたが、これで十分です

結構すぐなくなるので、500 mLとか多めのやつを買っておくと安心だと思います。

入れ過ぎには注意。
規定量を見た上で、入れる水の量に必要十分な量を入れるように心がけましょう

その他に必要と思われているもの

一覧でざっと書いていきます。《》内は必要度で、0~100%で記載します。

  • ライト99% 》:自然光は強すぎて温度管理が難しい。室内光は弱い。

  • 掃除用ポンプ99% 》:糞などが溜まると毒素が発生する。

  • バケツ99% 》:2,3個あると便利です。

  • ピンセット95% 》:こちらもあると非常に便利。

  • 冷却ファン95% 》:高温には弱いので、28℃以下にしましょう。

  • ヒーター80% 》:低温には耐性がありますが、抱卵のために必要。

  • 温度計 《 60% 》:ファン、ヒーターがあれば不要。なければ必要。

  • 水草《 60% 》:無い方が楽。あると水質が安定する。

  • 測定試薬《50%》:何か起こった際に水質を測る用。

  • CO2ポンプ《 30% 》:最初は要らないが、水草を多く生やすなら必須。

  • シュリンプ用餌《 20% 》:水槽が汚れるので基本使わない。

  • ミネラル剤《 20% 》:玄人は色々と使うらしいが基本的に不要。

  • バクテリア剤《 10% 》:要らないけど、安心の為というのであれば。



準備は出来た!水槽を立ち上げよう!(エビはまだだよ)

最初に注意しておきます。

シュリンプを水槽を用意した当日に入れるのは自殺行為です。

最低でも一週間、耐えられなければ二週間、できれば一か月ほど水槽を立ち上げてから期間を開けましょう。

でないと、最初にお迎えした子たちの無残な姿を見ることになります……。

それが嫌なら、なるべく水が出来てからシュリンプを買うようにしましょう。


では、まず水槽を立ち上げていきましょう!

4ステップで立ち上げることが出来ます!

①水槽を置きたい場所にセットする

見落とす人がいるかもしれないので書きましたが……。

水を入れると、基本的に動かせなくなります。
置きたい場所で基本的に立ち上げ作業をしましょう

また、置く場所にも注意が必要です。

基本的に、日が当たらず、静かで、温度変化が少ない場所が良いです。


日光に当たった方がいいんじゃないか、と思われる方もいるかもしれません。
が、それは実は大間違いなのです。

陽の光は光源としては強すぎるため、水槽の温度を上昇させてしまいます。
30℃にもなるとエビがぽっくりと逝ってしまうので、直射日光は絶対に避けましょう


②ソイルをひく

※ 低床フィルターを使う人は、低床フィルターを入れてからソイルをひきましょう。

水を入れる前に、まずソイルを入れましょう

水をひいてから入れると、水の濁りがとんでもなくなります。
ソイル自体も傷ついてしまいますので、百害あって一利なしです。

さて、ソイルを引く場合には厚さが重要になります。

水草を使用する場合は3 cm以上は欲しいですが、初心者には1~1.5 cmをオススメします。

理由は水底から1.5cmまでは空気が入るため、毒素を発生させる嫌気性のバクテリアがソイルに生じなくなるからです。

逆にそれ以上入れる方は、メンテナンスに人一倍気にかけるようにしてください。


③水を入れる

ここまでいったら、次に水を入れましょう。

この水はカルキ抜きを入れた後、数日間外に置いておいた水の方が都合が良いです。
理由は単純で、バクテリアや微生物などの卵、藻の種が多いほど立ち上げに有利だからです。

さて、ソイルをひいた水槽に水を入れる場合は、ソイルが舞い上がらないように注意する必要があります。

このとき、有用なのがビニールです。

ソイルの上にビニールをひき、その上から水をゆっくりと注ぐことで、ソイルが舞い上がりません。


この際、若干水が濁っても大丈夫です。
一週間も放置すれば、ある程度水がきれいになります。


④ろ過機などを取り付ける

最後に、ろ過器などを取り付けます。

そして、ろ過器を必ず動作させます。エビが入っていなくても、ろ過器は回しっぱなしにするようにしてください。

また、ライトもあればこの時に取り付けて点灯させちゃってください。
ヒーターや冷却ファンは不要です。


これで立ち上げ準備は完了です!

あとは放置しつつ、水質が安定するのを待ちましょう。

水が透き通り、ミジンコが発生し、藻が生えてくるようであれば第一段階はクリアです。
その後、水をある程度換水できれば立ち上げできたといえるでしょう。

この辺の判断は、プロの記事をお読みください。


さて、ここまで出来たらついにお迎えです!

もし入れるのであれば、水草は絶対に無農薬のものを買ってください!シュリンプちゃんと一緒に入れてあげましょう!


〆の挨拶

ここまでお読みいただきありがとうございました!

シュリンプ水槽の立ち上げは最初のハードルになります。

この記事がどなたかのお役に立てれば嬉しいです!

最後にうちで生まれた稚エビをのせて終わりとさせて頂きます。
画像ではほとんど見えないので、是非あなたの目で確認してください!!!!

ちっちゃ!(めっちゃかわいい)


参考になった方はいいね、フォロー頂けると励みになります。
それでは次の記事でまたお会いしましょう!サラダバー!!!


この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?