【ゼンゼロ】ストーリークリア後の感想【ゲームレビュー】

初めましての方は初めまして。そうでない方はいつもお世話になっております。朝霧くもりと申します。

さて、今回はHOYOBERSEの最新作『ゼンレスゾーンゼロ』のクリア後感想を書いていきます。

この記事がどなたかのお役に立てれば幸いです。
それでは行ってみましょー！

ストーリー　　35 / 40点

映像　20 / 20点

ゲーム内に挿入されるアニメーション・漫画・会話パートはどれも素晴らしかったです。

特にアニメーションに気合が入っています。
キャラクターが魅力的に見えるような大胆なアングルやコミカルな表現、派手な戦闘エフェクトなど30秒程度のアニメーションでも手抜き無しで造り込まれており、もはやゲームの域を超えていると思います。

漫画パートも何枚書いているんだって位ページがありますし、会話パートもしっかりとフルボイスで細かい動き付きです。

間違いなくソシャゲ史上最高と言えるでしょう。

物語　15 / 20点

原神・スターレイルは序盤から専門用語も多く、設定が共有されている部分もあるという事で取っつきにくい部分がありました。また、設定は壮大ですが伏線をばら撒くターンが長く分かりくいストーリーとなってしまっていました。

しかし、ゼンゼロは違います。

他のHOYOBERSE作品と同じくどんどんストーリーが膨らんでいますが、章単位でも起承転結がしっかりしているので章毎に達成感を感じることが出来ます。また、アメコミ風になっている事もあり、何が倒すべき敵でそのためには何をすれば良いのかが明確で流れが分かりやすいです。

しっかりとストーリーを理解しながらゲームも楽しめるようになっているので、ソシャゲストーリーの成功例と言えます。

1章・2章は素晴らしかったのですが、3章は行き当たりばったりでストーリーが強引な気がしたこと、ゲームパートがゴミ過ぎたことでやや評価を下げました。

恐らく伏線的にもっともっと面白くなると思うので、ストーリーには今後も期待大です！！！

ゲーム性　　 21 / 40点

戦闘　18 / 20点

ボタンポチポチゲーと思いきや、スキル介入要素もしっかりあって初心者・上級者共に楽しめるゲーム性になっています。

属性要素やステータス効果など座学が必要な部分もあるので、全て自分の力で攻略しようとすると結構歯ごたえあると思います。

ストーリーが簡単なのは当たり前なので、触ってみて単純なゲーム性だなと思った人は高難易度コンテンツまでクリアしてみてください。（回避反撃パリィは3F技だそうです……）

探索　3 / 20点

あーゴミ。

システム的にはポケダンのダンジョンを想像して頂ければ大丈夫です。
しかし、プレイヤーを苦しめる幾つかの問題点を抱えています。

・移動がマスをタップすることでしかできない
・視点がキャラ固定でなく、いちいち自分で視点を動かさないといけない
・マップ上のイベント内容などは一覧画面を開かないと確認できない
・何かが起こるたびに0.5 s～20 s程度の操作不可能時間が発生する
・アイテム使用など、よく使用するアクションにショートカットがなくわざわざ3段階くらいの手間が必要
・テンポを速くする2倍速モードがエリア移動時に自動で切れる

1章・2章のストーリーではそんなに不満はありませんでしたが、途中の探索ミッションから雲行きが怪しくなってきました。

例えば推理ミッションでは、10個ほどある証拠の文章を読み直す場合、キャラクターをその証拠の場所まで移動させないといけません。そのくせワンタップでは全文が表示されず、スクロールしないと全文を見れません。しかも、移動後や読み終わった後に0.5sくらい動けない時間があるんですよね。

普通のゲームなら1クリックでできることが3工程+操作不可時間がかかるので、ストレスが溜まります。しかもこれ、10回くらいやらされるので本当に勘弁してほしいです。

そして、極めつけがストーリー3章です。これはやれば分かりますが、本当に操作感が悪い。
これまでは遠くのマスをタップすれば自動でキャラが移動してくれましたが、一マスしか移動できなくなります。移動の為だけに3章で1000回くらい画面をタップしていると思います。しかも、キャラが動いてもマップは動かないので、移動先のマス目をタップするエイムが必要になる始末。
苦痛でした。

キャラクター　　10 / 10点

キャラデザは中華系アプリによくある美男美女系とは少し外れており、簡単に言えばジャパニーズアニメ風になっています。
万人受けするキャラデザでとても良いですね。

また、このゲームの凄い所は外見だけでなくキャラクターの深堀りも優れている点です。
ストーリーやエージェント秘話（専用パート）、町での交流など、そのキャラクターのことを主人公と同じ視点から徐々に知っていくことが出来ます。

ストーリー自体に共感できる場面が多いのも相まって、どのキャラクターも好きになれます。キャラの魅力という点ではコンシューマーゲームとも引けを取らないと思います。

UI・課金要素　　8 / 10点

UIは世界観に合っているデザインが秀逸です。
最初の内は要素が多すぎて混乱することもありますが、不快に思うようなことは少ないですね。

課金要素も良心的だと思います。
ゲームクリア時に限定ガチャ120連分が貯まっており、ある程度引きたいキャラクターは無課金でも引けます。
またPvP要素も無いので、課金圧を感じずゆっくり楽しむこともできます。

総評　　74 / 100点

ホロウ探索という不満点はありますが、それ以外はとても素晴らしいゲームだと思います。

特にストーリーは無料でプレイできちゃダメなレベルです。キャラクターやゲームに少しでも興味がある方は是非触ってみることをオススメします。

〆の挨拶

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