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Macの新機能「ステージマネージャ」はアリなのか?

先日、macOS Venturaがリリースされ、いくつかの新たな機能が追加されました。以前のOSと比べ、かなりよくできたOSだと感じつつありますが、とくに私が気に入りつつあるのが、ステージマネージャ機能です。

最初に使ったときは「なんだこりゃ」と感じたものですが、我慢しながら数日間使っていると、「これはアリかも」と思うようになってきました。なにぶん、ステージマネージャを使い始めてまだ日が浅いので、確信的なことは言えません。あくまで、慣れれば(使いこなせれば、ではない)、けっこう便利な機能じゃないかという気がし始めている、というところです。

私は、どちらかと言うと、必要ないWEBページなどは気づいたらどんどん閉じるタイプですが、それでも、作業がたてこんだり、作業に没頭すると、作業中に自分が開いたWEBページなどがどこにあるのか見失ってしまうことがありました。

たとえば、Safariで動画などを視ながら(聞き流しながら)、メモAppで文章を書く。そのかたわらで、メールAppでメールのやりとりをしたり、Finderアプリでファイルを開いたり、Safariで調べものをしたりするといった感じです。

一見マルチタスクのようだけれども、たんにシングルタスクを切り替えているだけ、という凡人の使い方です。

こういう使い方をしているため(ほかにやりようがないため)、さっき開いたWEBページなどがどんどん奥に埋もれていってしまって、見失ってしまうわけです。もちろん、DockからFinderやSafariで探す方法もありますが、これに意外と手間取ってしまって、ヤル気をなくして、探すのをあきらめるということがけっこうありました。

この点、ステージマネージャを使うと、Safari&メモ、メール&Safari、Finder&Finderといった感じで、作業ことにウインドウごとににまとめることができます。それぞれの作業をウインドウごとにまとめ、必要に応じてウインドウを切り替えながら、処理していくわけです。

例えば、

Safari&メモで作業中にメールが来たら、メール&Safariのウインドウを開く。メール添付ファイルを保存したいときは、そこでFinderを開いて、保存する。そのファイルをさらに別のフォルダに保存したいときは、さらにFinderを開いても良いし、Finderのウインドウを開いて、そちらで作業しても良い。さらに、新たなAppを開きたいと思ったら、とりあえず新たなウインドウで開いておく。

こういった使い方ができるわけです。

最初のうちは、目当てのAppやFinderなどをまとめたウインドウが格納されてしまったり、まったく関係のないアプリやFinderなどが同じウインドウにまとめられたりして、非常に戸惑いました。でも、我慢して使っていれば、ステージマネージャの仕組みがなんとなくつかめてくるものです。ある程度慣れれば、「ああ、なるほど」となるはずです。

まだお試し中なので、なんとも言えませんが、強いて言えば、以前よりも「見失う」リスクは減りそうな予感がしています。

ただ、ウインドウを常時表示するためには、画面左の一定幅を空けておく必要があります。Appなどを全画面表示してしまうと、すぐにウインドウを切り替えることができません。できるのかもしれませんが、私はそのやり方を知りません。

私の場合は、27インチの外部モニターを使っているので、画面左にウインドウ用のスペースを確保しても、とくに支障はありませんが、もっと小さいモニターだと、「邪魔だな」と」感じるかもしれません。

モニターの解像度を上げれば、スペースは確保できますが、その分文字などが見づらくなるので、限界があります。ステージマネージャをそれなりに快適に使うには、やはり、それなりの大きさのモニターが必要なのかなと感じています。

今のところは「アリかな」という程度ですが、とりあえず、今後もステージマネージャを使い続けてみるつもりです。またなにか気づいいたら、それについて書きたいと思っています。