友達のオーディションが受かった日

1998年11月22日生まれ 2024年1月12日現在、25歳 役者です。
芝居のトレーニングを始めて3年経ちました。
事務所には入ったことありません。
卒業した養成所の仲間たちとシェアハウスをしています。

私はSNSが嫌いです。…怖いです。役者をやるには、現代には欠かせないツール。食わず嫌いで怯えてます。

今日は友達がオーディションに受かった日。
めでたい。嬉しい。おめでとう!

昨日気になってた短編映画のオーディションにすぐに応募しようとした。
詳細はオーディションサイトからnoteに移った。
その監督の記事だと思って、関連にある違う記事をタップしてみる。
全然違う人の、大学で映画を撮ってる人の記事だった。
文章の移り方が自分の日記に似てた。

このご時世、こんな私でもSNSはやったことがないわけではないです。役者を目指すくらいだから、自分のクリエイティブな才能が世の中に認められたいという欲は強い。ただ、ちょっぴし頑固で、カッコつけで、恥ずかしがり屋なの。
ふとした風景を撮るときがある。
それに気づいた時にインスタを始めてみました。3か月くらい。それから自分が撮る写真が変わって、承認欲に自分の正直さが負けたのを感じて、また自分の世界に閉じこもりました。

こんな私、繊細。とかになってる時間にずっとイライラしながら、一歩も踏み出せず。自分から発信して世の中に挑む、友人や先輩たちが眩しい。彼らの繊細な面も知ってるし、そんな自分に対しても普通に接してくれるから余計に、なんか、勝手に劣等感。
トレーニングの先生に言われた、
稽古場の女王になってもしょうがないでしょ。
嬉しいニヤニヤ半分と、ぐさりと刺さっていて、ずっと残ってる。

さっきの大学生のnoteを見て、これなら、今なら、ひょいひょいポイってできるかもしれないって思った。何事もベイビーステップ。

インスタとかツイッターの方が気軽だろ、と思うのかい。
はじめましてで仲良くなった人から、「インスタ教えて〜」って言われたとき、「ごめん持ってないのー」と言い、友達がWEB上で繋がっていくのを横目に見ている度に、疎外感。あれ、優越感なんか持てないから。時代についていけないことを痛感。チクリ、イタイ。惨めに見えないようにちょっと堂々としてみるんだからね。
「えーー絵とか描いてるだねー!」「あんま更新しないんだけどねー」「これめっちゃよく撮れてるねー」
この描写だってあるあるなのかちょっと微妙だろ。だって聞いてないもん。影薄くしてお肉が焼けていくのをじっくり見つめて、SNSタイムが終わるの待つしかないんだから。これに耐えた数年。ほぼ10年。それでも更新しない自分のプライド。どれだけ無駄にハードルが高いか。もう、越えられません、私には。でもひそかに越えたい気持ちは疼いてるのよ。厄介よね。

今日が私にとっても記念日になったらいいな。

ばれない程度にひっそりとなら、かっこ悪い自分とかっこつけな自分で、欲深さだってチラ見せしたりして、正直に続けれられるかな。とか言ってね、せっかくやってるんだから、みーつけて。





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