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バレーボールか野球か?

小生も小学6年となり、何もやることがないまま、時間が過ぎて行きました。「ミュンヘンへの道」で受けた感動は、まだ続いていました。(まだオンエアしてましたが)
そんな頃、子供会対抗のソフトボール大会の季節がやってきました。ちょうど夏休み前に学校をあげて行うのですが、前の年は一回戦負け。今年はというと、六年生がなんと4人しかおらず、あとは五年生と四年生を合わせた混合チーム。
しかし、幸いにしてこの六年4人は運動神経もそこそこ、ガキの頃から、よく遊んでいましたから仲が良かった。
誰から言うでもなく、練習を始めたのです。学校が終わって近くの空き地に集まって、ノックし合ったり、バッティングしたり、誰か教える人もいないのに子供ながらに後輩の面倒を見ながら、暗くなるまでひと月もやったでしょうか。
出場チーム8つ、我々はノーマークから決勝に進出していました。
そしてその決勝戦の相手は、あのソフトボールのクラブチームの主力で固められた強豪です。監督は、小生になじったあのコーチだったのです。
結果から申しますと、2対4で負けるのですが、田舎チーム(小生のチーム)が都会の洗練されたチームに戦いを挑んだ感じでした。
しかし、わがチームは一歩も引けをとらない、泥臭いけど、勝とうという気持ちは負けていなかったことを覚えています。
それもこれも、みんなで本当に泥臭い(小生この「泥臭い」という言葉が大好きなのです)けれど一生懸命に練習した成果ではないでしょうか。ミュンヘンへの道の影響は、大きかったです。
小生はこのことにすごく満足していたのですが、このあと、小生の野球人生を変える出来事が起こるのです。

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