水害被害ストーリー「豪雨の予感」の連載を始めました。実際の水害被害インタビューを通して分かってきた教訓やエピソードを織り交ぜた物語です。できるだけ実在する名称を使用して、水害被害…
- 運営しているクリエイター
#消防士
「豪雨の予感」第4話(消防士・健太郎と防災イベント)
健太郎は大阪の北消防署で勤務する傍ら、防災士の資格を活かしてオフの日は地域の防災活動にも積極的に参加していた。
防災活動は城東区の区役所を中心に行われていて、実際に災害が発生した時の避難経路、避難所での受け入れ態勢、在宅避難者への支援などを役所と住民が予め連携しておく目的に行われる。さらに市民の方々へも伝えるため年2回イベントが行われる。健太郎は普段、防災活動の運営を行なっているがシフトの関係で
「豪雨の予感」第3話(愛子と健斗)
「よし、できた!、来週から期末試験やから今日は放課後自習室で勉強してくるな、晩ごはんは先にたべといていいよ、今日は晩ごはん何にするん?」
前髪をつくり、朝ごはんのだし巻き卵とごはんを食べ始めたかとおもったら、晩ごはんのメニューが気になり始めたらしい。食べ盛りの年頃だからなのか食いしん坊だからなのか食べ物のこととなると少々うるさい。これもどこかみおに似ている。
「今日はお好み焼きしようと思ってる
「豪雨の予感」第1話(線状降水帯の発生と100mm/時を超える豪雨予報)
大阪市城東区に住む長濱夫妻が内水氾濫に遭遇するまでのストーリーの連載を始めます。
「…関西地方に停滞している梅雨前線の影響で1週間前から雨の日が続いていますが、先週発生した台風5号が四国から関西方面に向かって北上してきており、湿った空気が梅雨前線に流れ込む影響で今日6月30日は昼過ぎから雨足が強まる見込みです…」
大阪市城東区の一軒家に住む長濱健太郎(ながはまけんたろう)は消防署に勤務しており