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シティS1準優勝カビゴンLO解説

割引あり

あなたのハートをとおせんぼ♡
どうもラッキー小林(@kobakoba_lucky)です。

主に鹿児島、たまに宮崎でポケモンカードをしています。強化拡張パックナイトユニゾン(懐かしいw)辺りから始めたのでポケカ歴は5年くらいになります。シティリーグや大型大会の実績は特になく、自主大会でたまに入賞したりするといったレベルです。
耐久デッキやLO、コントロールデッキといった他の人があまり使わないようなデッキを好んでよく使ってます。対戦相手の困ってる顔っていいですよね。

自己紹介はこのくらいにしまして。10月14日に@ほ〜む鹿児島店にて開催されたシティリーグ2024 S1(参加者63名)においてカビゴンLOを使用して準優勝という成績を収めることができました。コントロールデッキを使ってシティリーグや大型大会で結果を残すのをちょっとした目標にしていたのでとても嬉しかったです。

https://x.com/kobakoba_lucky/status/1713114219053547631?s=46&t=F2hFlybciPyoNigWO3B5sQ


これを機に記事を書いてみようと思いました。カビゴンLOに関しては半年以上型を変えたり環境に合わせながら使い続けており、練度はかなりあると自負しています。皆さんに充実したカビゴンLOのあれこれをお届けできたらと思います。

記事の内容としましては
・カビゴンLOとは
・シティ当日のマッチアップと対戦内容
・デッキレシピと採用不採用
・各対面の立ち回り
・カビゴンLOを使う側・使われる側の意識

といった感じになっております。最近なにかと話題のカビゴンLOですがぜひ無料部分だけでも読んでいってもらえると嬉しいです。




そもそもカビゴンLOって何?

そもそもカビゴンLOとはどういうデッキなのか、何をしてくるデッキなのか。現状環境入りしてるデッキというわけではなく(今はTier3くらいって言っていいかもしれない)、使用者もそこまでいないので対戦したことがないって方もなかにはいるかもしれません。

カビゴンLOは一言で言うと
「相手がワザを使えない状況を作り、LO(ライブラリーアウトの略で山札切れという意味)勝ちを目指すデッキ」
です。

ポケモンカードゲームの勝敗の決め方には
・先にサイドを全部取ったプレイヤーの勝ち
・自分の場からポケモンが1匹もいなくなったプレイヤーの負け
この2つの他に
・山札がなくなり自分の番の最初に山札が引けなかったプレイヤーの負け
というのがあり、これによる勝ちを目指すのです。その過程で相手がワザを使えない状況を作りだしいわゆる詰み盤面を形成するわけです。

ではどのようにして相手がワザを使えない状況を作るのか。そこで登場するのがこの特性とおせんぼのカビゴンです。

かわいい

このカビゴンを使って今多くのデッキに採用されているマナフィ、ジラーチ、キュワワー、キルリア、ネオラントVなどといったデッキを回すあるいはサポートするためのシステムポケモンをバトル場に縛って逃げられない状態にします。そして相手にサイドを取られない状況を作りだして相手の山札切れを狙うというわけです。



Twitterで話題になってた論争に言及

シティでカビゴンLOがちらほら結果を残してることもあり、TwitterのTLではカビゴンLOに関する論争が飛び交っていましたね。カビゴンLOを使い続けてる私からも触れていきたいと思います。少しピリついた内容なのは先に謝っておきます。


まずよく見かけた意見として
「カビゴンLOは投了待ちのデッキだ」
「詰まされた側が投了をしないといけない」

違います。お互い普通にプレイすればちゃんと時間内に終わります。また、詰まされた時点で詰まされた側が投了しないといけないということもありません。最後まで諦めずに戦って大丈夫です。投了はただの選択肢であり権利です。

そもそもカビゴンLO側は1ターンでやることが少ないです。サポートとグッズ1枚ずつ使ってロトムの特性で3枚引いて終わりみたいな。ただ、普通のデッキと比べてターン数はかかります。それでもターンが進めば進むほどお互いやることが限られていき、よりハイスピードで番を返していく展開になるのでちゃんと時間内に終わります。サーナイトミラーとかするよりよっぽど時間切れ両負けのリスクは低いと思います。

おそらくカビゴンLOというデッキのリストや存在が広まったせいで、対面したことや握ったことない方が勘違いをしているのだと思います。一度使ってみるといいですよ。使われた時の勝率も上がるようになるのでメリットしかありません。

他の意見では
「カビゴンLO使われたら時間使って両負け目指す(カビゴンLO側が投了するのを待つ)」

何からつっこめばいいか分かりませんがこの意見を支持してる人が一定数いるのに驚きました。驚き通り越してもはや怖いです。はっきり言ってポケモンカード、というか対人のカードゲーム向いてないです。
投了しろとは言わないので普通にプレイしましょう。ドローしてやることないなら番を返しましょう。

ポケモンカードの勝利条件に
・サイドを先に全部取ったプレイヤーの勝ち
・相手が番の最初に山札を引けなかったら勝ち
があるのは少し前に書きました。
なぜ後者の勝ち方を狙うコンセプトのデッキと当たった時だけ時間稼ぎして両負けを狙うという発想になるのでしょうか。どちらも公式がルールとして定めてる勝利条件なのに。時間稼ぎなんて考える暇があるなら詰まされないような盤面形成とリソース管理を考えましょう。

みんな勝ちたくて練習してデッキを調整して迷って悩んで考えたうえで本気の60枚を大会に持ち込んでいるんです。それに対するリスペクトの気持ちはないのでしょうか。相手がLOを使ってるからってのを理由に遅延プレイしていいなんてことはありません。

ポケモンカードのフロアルールより

ジャッジに注意されないレベルにプレイを遅くして時間切れ両負けが怖い相手側の投了を待つ。
それが認められ有効であるなら全ての対面でやったらいいのでは?カビゴンLOと対面した時だけやるのはもうそれはただカビゴンLOというデッキが嫌いで使ってる人を不快にさせたいだけです。

カビゴンLO側が詰み盤面を形成して時間内に相手の山札をなくすorカビゴンLO使われた側が詰み盤面を形成される前に時間内にサイド6枚取り切る

基本的にこのどちらかですしこれを目指してお互い真剣にポケモンカードゲームをプレイするだけです。どちら側も勝ち筋(故意に時間切れを狙うのは勝ち筋とは言いません)が残ってるのなら最後まで諦めずに対戦すればいいのです。以上。



シティ当日のマッチアップと対戦内容


マッチアップ

【予選】
ロスギラ 先攻 ⭕️
ゾロアークバレット 先攻 ⭕️
リファイン型悪リザ 先攻 ⭕️
ミライドン 先攻 ⭕️
カビゴンLO 先攻 ❌
4-1で予選4位抜け

【決勝トーナメント】
サーフゴー 後攻 ⭕️
ミライドン 先攻 ⭕️
カビゴンLO 先攻 ❌
準優勝🥈


対戦内容

予選1回戦目 vsロスギラ 先
相手キュワワー、こちらはカビゴンスタート。初手にVIPパスがあるラッキー。前日に初手に来いよって話しかけてて良かった。相手はアクロマはあるもののいれかえ札はなくなかなか殴れない展開。こちらはその間にカゲツや野盗三姉妹を連打して相手のいれかえ札を削っていく。最後は盤面をカビゴンのみにしてLO勝ち。

予選2回戦目 vsゾロアークバレット 先
相手ラルトス、こちらはピジョットスタートだったかな。手札はよろしくないが相手が張ってくれたボウルタウンでカビゴンを展開してカビゴンでエルレイドを縛る。一度はいれかえでベンチに下がったが次のターンにもう一度縛り、盤面をカビゴンだけにした段階でお相手投了。

予選3回戦目 vsリファイン型悪リザ 先
相手ラルトス、こちらカビゴンスタート。相手からヒトカゲが出てきてリファイン型悪リザと分かったため盤面を展開しながら全力でカゲツを打ちスタジアムとジェットエネルギーを落としにいく。途中エリカの招待でジラーチを出しカビゴンで縛る。最後はシンオウ神殿でフタをしてお相手投了。対戦後めっちゃ上手かったですって褒められて嬉しくてニッコリ。

予選4回戦目 vsミライドン 先
相手のスタート忘れた。こちらはミミッキュスタート。手札にポケモンもボールもなくおまもりだけ張って番を返す。ゼラオラに3エネついていれかえ札+スイーパーをされないお祈り。されなかったので耐えた。
中盤は相手に上手く対処される展開だったがおまもりミミッキュで誤魔化す。サイドを5枚取られ残りはこちらカビゴンのみ。いれかえ札はもうなさそうな感じで1エネついたゼラオラを縛って30ダメージ連打をボタンループで受け切る作戦へ。山札が残り数枚になり恐らくボタンで受け切れることが確定した所でお相手投了。県外の方らしく対戦後軽く話したらカビゴンLO対面も練習してきたと。ほんとギリギリの対戦でした。

予選5回戦 vsカビゴンLO 先
決勝戦と同じ対面・展開なので後述します。

決勝トナメ1回戦 vsサーフゴー 後
相手かがやくゲッコウガ、こちらカビゴンスタート。ただこちらの手札が悪くポケギア1枚しか次に繋がるカードがなかったので最悪先2で終わるなぁとか考えてた。後攻最初のドローネストボール。神。ロトム出してその後ポケギアでもペパーヒットしたのでタネ切れの心配はなくなった。
その後ボスでロトムは取られたが盤面カビゴンだけにしてゲッコウガを縛りつつ野盗連打。スーエネ回収4枚といれかえ1枚が落ちた所でお相手投了。

決勝トナメ準決勝 vsミライドン 先
2日前に練習した友達との準決勝。お互いシティ初トナメで決勝をかけた激熱展開。じゃんけんに負け後攻を取られる。初手の手札にはバトルVIPパス。前日にカードに初手来いよと話しかけてて良かった(本日2回目)。カビゴン、ミミッキュ、ロトムVの盤面で戦っていく。中盤上手くロトムとミミッキュを処理されサイドは5枚取られこちらはカビゴン単騎。なお相手の場にはミュウexがいたため張られた雪道は剥がさないように意識していた。ここからミライドンを縛りながら野盗三姉妹連打であと1枚残ってるかも?と思っていたいれかえ札を全力で落としにいくがなかなかヒットしないため焦る。そしてここでプレミ。手札にピジョットと森の封印席が残っていたため野盗三姉妹を持ってこようとピジョットを出した所で雪道があるから山に帰れないことに気付く。ボスで負けの盤面にしてしまったが仕方なくスターアルケミーで野盗三姉妹持ってきて打つ。ハズレ。返しにボスを打たれなかったので次のターンにボタンでピジョット回収して耐え。というか前のターンにアルケミーで野盗三姉妹持ってくるだけ持ってきといてボタンでピジョット回収しとけばよかっただけの話。下手すぎ。ここで残り時間1分ちょい。相手の山と手札はそこそこ少なくてナンジャモ連打でもドローゴーでギリ時間間に合うかなとは考えていたが、お相手博士の研究使ってセルフLO。エンターテイナーでかっこよかった。GG!

決勝戦 vsカビゴンLO 先
参加者63人中カビゴンLOを握ってたのは2人。決勝戦はその2人によるカビゴンLOミラーでした。

カビゴンLOミラーによる決勝戦ということでTwitterで少し話題になってましたね。「決勝でLOミラーは地獄」「これどうやって決着ついたの?」「鹿児島魔境すぎる」「クソキモい」などなど色んな反応があり見てて面白かったです。

ギャラリーが見守る中始まった決勝戦。カビゴンLOミラーと知っていながらギャラリーもたくさん集まってくれました。みんな物好きだね。

先攻の私からターン開始。初手の手札にヒスイのヘビーボールがあったので私の負けはなくなる。次の相手のターン。ヒスイのヘビーボールを使いピジョットVを救出。相手の負けもなくなる。うむ。ここからは楽しい楽しいお遊びタイム。お互い野盗三姉妹やカゲツやエリカの招待を使って相手の山札と手札を見ながらニヤニヤポケモンカードをしていく。そしてお互い山札がピジョットVの1枚になり一生きえさるつばさをしてるだけの時間。うーん、楽しい!w

余談ですがTwitterで見たカビゴンLOミラー決着の考察に「優勝のレシピにはシマボシとエール団の応援が入っててリソースほぼ無限でエリカの招待で盤面埋めてボタン枯らしたのかな」的な考察を見ました。一理ありますがお互いポケモンの採用枚数は7枚。シャクヤを使ってポケモンを1匹サイドに埋めておけば、ベンチに1枠は絶対に空いたままになります。ナンジャモの返しにピジョットの特性を使い忘れでもしない限りは永遠にピジョットループは続くということです。

じゃあ結局これどうやって決着ついたの?あえて明言は避けますがお互い拳を見せ合いました。なんやかんやあって私がピジョットの特性を使いませんでした。私の山札が0になったので負けました。おしまい。

準優勝という結果でしたが全く悔いはありません。全て出し切ったので満足です。決勝戦もギャラリーはめちゃくちゃ笑ってたので地獄でもなんでもなく、ちょっとしたコントをしてた感じで楽しかったです!対戦してくれた方、ジャッジや運営の方、応援してくれた方ありがとうございました。


デッキレシピと採用不採用

デッキレシピ

デッキコード:LLNggg-aNdKaf-gLNnQg


採用カード解説

ポケモン

カビゴン 4枚
このデッキの主役です。特性とおせんぼでバトル場に出して相手のワザが使えないポケモン、ワザを使ってもダメージが入らないポケモンを縛っていきます。HPが150もあるのが偉すぎる。当然最大枚数の4枚採用です。

ミミッキュ 1枚
特性しんぴのまもりにより相手のex・Vポケモンからワザのダメージを受けません。相手があまりポケモンを出さずに殴れるex・Vポケモンだけの盤面にしてきた時にこいつを出してあげると非エクアタッカーの準備をさせることができます。採用されてない構築も見かけますが、時間稼ぎができ相手にex・V単騎で殴るという選択肢をなくすことができるので抜けません。なんなら2枚採用もありだと思ってます。

ロトムV 1枚
このデッキのドローエンジンです。特性そくせきじゅうでんにより番が終わるかわりに3枚ドローできます。こいつのおかげでカビゴンLOは手札を増やしながら戦えます。サイドを2枚取られる、ボスの指令を使われると相手のバトル場ポケモンが逃げられるようになるというデメリットがあるので、中盤以降は状況を見てボタンで手札に回収してください。

ピジョットV 1枚
特性きえさるつばさで山札に戻ることができるため、ロトムでガンガンドローしても山札がなくなることはなくこちらのLO負けを防ぐことができます。森の封印石を張ってスターアルケミーを使うのも基本的にピジョットの役割です。使ったら負け筋になってしまうのでさっさと山札に戻しましょう。


グッズ

ネストボール 4枚
カビゴンLOはポケモンが少ないデッキなので最大枚数の4枚採用。ロトムを持ってこれるので実質ドローカードでもあります。

バトルVIPパス 1枚
後1でペパーからポケモン展開する用に1枚採用。ごみ拾いや人助けなどで普段から徳を積んでおき、1枚採用でも先1で手札に来るようにしておきましょう。

ヒスイのヘビーボール 1枚
カビゴンLOはサイドを取れないデッキなのでサイドに埋まったたねポケモンを救出するために1枚採用。初手にくると山確認の時間が短縮できてハッピー。

ポケギア3.0 4枚
後1で絶対にペパーを使いたいので最大枚数の4枚採用。カビゴンLOは役割が全く違うサポートが多く採用されており、対面によって使いたいサポートの価値が変わってくるのでポケギア3.0はとても偉いカードです。序盤、中盤、終盤いつ使っても強いです。サポートが複数枚ヒットしたら、このターンに使うのかもしくは次のターン以降に使うのを予約しておくのかなどを考えて選ぶようにしましょう。

クロススイッチャー 4枚
2枚セットで使い、ポケモンいれかえ+ボスの指令になるグッズ。バトル場のダメージ乗ったポケモンをベンチに下げつつ、相手のベンチポケモンを呼び出せます。手札に1枚あるとペパーで揃うのが便利すぎる。最大限使いたいので4枚採用。

ポケモンキャッチャー 4枚
コインを投げて表が出たらボスの指令になる最強カード。1試合4回投げれば2回くらいは表出てくれるでしょという期待。サポートを使う前に雑に投げれるのが良い。表が出るだけで手札にあるボスやクロススイッチャーを温存して次のターン用に取っておけたり、野盗三姉妹やカゲツで相手のリソースを削るサポートを使う余裕ができます。無理矢理枠を作って4枚採用しましたが運が絡むカードなので採用枚数は個人の好みだと思います。

いれかえカート 1枚
ダメージを受けたポケモンのHPを30回復させながらベンチに下げたりスタートしたロトムやピジョットをバトル場から逃がせたりと便利なグッズ。元々2枚採用で回してましたが他のカードに枠を割きたいため1枚に減らしました。ボタン、クロススイッチャーを上手く使えば1枚でもプレイングでカバーして足りるという判断になりました。

ともだちてちょう 2枚
サポートを再利用できます。ポケギアの前に使ってあげると自分が欲しいサポートのヒット率を上げれます。サイド落ちすると少しめんどくさいので2枚採用。

すごいつりざお 1枚
トラッシュのポケモンとエネルギーを再利用できます。このカードのおかげでカビゴンを相手に5~6体おしつける、ミミッキュを2回処理させるという戦術を取ることができます。こちらの盤面をカビゴンだけにして詰み盤面が完成した時、やまびこホーン+ボスの指令でそれを解除されないようにトラッシュにあるカビゴン以外のポケモンを全部山札に戻すという動きにも使います。2枚採用もありです。

やまびこホーン 1枚
相手のトラッシュからたねポケモンをベンチに出せるグッズ。ボスの指令やクロススイッチャーとセットで使うとより強力です。相手が崩れたスタジアムでいらないポケモンをトラッシュに送ってきた返しのターンにスタジアムとセットで使うプレイもよくします。

ポケモンのどうぐ

勇気のおまもり 4枚
たねポケモンのHPが50上がるポケモンのどうぐ。カビゴンLOはたねポケモンしかいないので全てのポケモンがその恩恵を受けれます。このどうぐのおかげで耐久ラインが上がったり、相手の要求値を増やしたりできます。頑張って枠を作って4枚にしました。

森の封印石 1枚
頂への雪道を割るカードを持ってきたり序盤の事故防止、終盤の詰めなど色んなタイミングで使えます。

サポート

ペパー 4枚
カビゴンLOはペパーを中心に回っています。序盤、中盤、終盤いつ使っても強いです。当然最大枚数の4枚。

野盗三姉妹 4枚
運が絡むカードではありますがカビゴンLOのコンセプトとしていれかえ札を落としにいく必要があるので最大枚数の4枚。今の環境だといれかえ札の他に各種ボール、ふしぎなアメ、ロストスイーパー、キャンセルコロン、エレキジェネレーター、すごいつりざお、スーパーエネルギー回収などなどトラッシュすると相手の動きやリソース問題に関わってくるグッズは多いです。

エリカの招待 2枚
カビゴンLOと対面すると相手はベンチにポケモンをなるべく出さずに殴れるポケモンだけで戦ってきますがそれを許さないカード。相手の手札からたねポケモンを出せるだけではなくそこからおまけでボスの指令までできるという凶悪っぷり。システムポケモンを出せれば最高ですがそれ以外のポケモンを出しても相手のエネルギー要求を増やしたりすることができます。たねポケモンがいなくても手札を見れることによりこちらのプランが立てやすくなります。相手のベンチが埋まってる時はそもそも使えない、たねポケモンがいたら出さないといけないという裁定は覚えておいてください。SARとSR両方使っていますがSRのイラストがの方が好きです。

ピーニャ 1枚
主にミュウ、ルギア、連撃インテウーラ、アルセウス系統相手に使います。カゲツとシンオウ神殿だけでもやれるかなと思って最後まで抜くか迷いました。予選5回でミュウかルギアどちらか1度は踏むかなと予想して採用。

ボスの指令 3枚
これで相手のシステムポケモンをカビゴンで縛って詰ましにいきましょう。ボスの指令4、ポケモンキャッチャー3でもいいと思います。

ボタン 3枚
主にダメージを受けたポケモンを回収してリセット、カビゴン以外のポケモンを回収して盤面をカビゴンだけにして詰み状態の形成に使います。10~30ダメージくらい出す小物に対してカビゴンできぜつギリギリまで受けてボタン回収という耐久プランで山札切れを狙うといったプレイもできます。

ナンジャモ 2枚
序盤では自分の手札が悪い時のリセット、中盤から終盤にかけては相手の手札をリセットしつつ減らすことができます。カゲツやエリカの招待で手札を見ていれかえ札があるか確認してから次のターンにナンジャモで山札の下に流す動きが強いです。その後、野盗三姉妹で落としにいけます。相手の山札の枚数が回復してしまう可能性もあるので使う使わないの判断は気を付けてください。

カゲツ 2枚
よくテキストを確認されます。今の環境ではジェットエネルギーが採用されているデッキが多いのでそれを割りにいくために採用。ついでにスタジアムもトラッシュできるのが強く、トラッシュしておくとこちらが出すシンオウ神殿がはがされにくくなります。

シャクヤ 1枚
サイドにいってしまったカードを救出するためのカード。使うと手札が1枚少なくなりますし、サイドに埋めるのも悩むので積極的に使いたいカードではありませんがサイドを取れないデッキなので仕方なく1枚採用。

スタジアム

シンオウ神殿 3枚
ジェットエネルギーを止めるために採用。ミュウやルギア対面にも刺さります。頂への雪道を割るために最初の1枚を使うこと、サイド落ちなどを考慮すると3枚採用じゃないと詰めに関わってくるので減らせませんでした。


不採用カードについて


ポケモン

ケケンカニV
水エネといっしょに採用することでワザなだれおこしで相手の山札を2枚トラッシュできます。相手の残り山札2枚以下からのナンジャモ山札回復を防ぐことができます。スタートして負け筋になるのが嫌だったので不採用。ミラーするなんて聞いてないよ、ぴえん。今後ミラーが増えるなら必須だと思います。

かがやくアマージョ
なべメットとセットで使うとカビゴンがウッウのおとぼけスピットを2発耐えるようになります。また相手が止まってるターンが長ければ長いほどこいつでダメージ全部回復みたいなこともあります。


グッズ

ルアーモジュール
エリカの招待の成功率を上げてくれるカード。さすがにこれにさける枠はなかった。

ロストスイーパー
ペパーで持ってこれる頂への雪道を割るカード。あると便利ですが枠がなかったので不採用。


ポケモンのどうぐ

なべメット
カビゴンとミミッキュにつけると相手の30以下のダメージ0にしてくれます。これでふしぎなしっぽのミュウやマナフィ、キュワワーなどを完封します。序盤はできるだけ見せずに終盤での詰み盤面形成する時に張ります。勇気のおまもりを1枚なべメットに変えてもいいと思います。

ゴージャスマント
リスクはあるもののHPを100増やすことができるようになります。耐久ラインが上がって取れる選択肢が増えるようになりますが、ダメージ受けてるとボタンを使うかどうかの考慮の必要性がでてくるのが嫌で不採用にしました。


サポート

シマボシ
自分のデッキに採用してるすべてのカードを再利用できるようになるカード。ともだちてちょうを戻すと2裏が出ない限りずっと使い回せます。山札の上に戻すのでナンジャモ耐性があるのも良き。デッキに1枚入れてるだけで安心感が変わってくる精神安定剤です。

エール団の応援
(ともだちてちょう+すごいつりざお÷2)って感じのサポート。便利ではありますがサポート権を使ってしまうのがうーんって感じ。なくてもいいなってことで不採用にしました。

さぎょういん
スタジアムを割りながら3枚ドローできるサポート。スターアルケミーを使って雪道を割るカードを持ってくる際に選択肢になるのが強いです。ただ自分がシンオウ神殿を出してる時に使いにくいので不採用にしました。

アスナ
相手の特殊エネルギーと場に出てるスタジアムを割れるカード。さぎょういんと同じで自分がシンオウ神殿を出してる時に使いにくいので不採用にしました。特殊エネルギーを複数枚トラッシュできるピーニャの方が断然強いです。

アセロラの予感
よくテキスト確認されます。相手の手札を確認しつつドローができます。序盤の事故防止効果がナンジャモより劣っているので不採用にしました。


スタジアム

ボウルタウン
最後まで採用を迷った枠でした。カビゴンやミミッキュをすぐ出せて事故りにくくなります。相手に使われるデメリットは気にならないので相手に割られない限り、一方的にこちらだけアドを稼ぐことができます。すごいつりざおからカビゴンやミミッキュの即復帰もしやすくなります。

ポケモンリーグ本部
相手のたねポケモンがワザを使うエネルギー要求を増やせます。主にミライドンやパオジアン、ロスト対面で使います。1枚採用だけだとあまり刺さらず2枚以上採用するメリットをシンオウ神殿と比較した結果不採用になりました。


ここまで読んでいただきありがとうございました!
以降は有料部分となっております。
有料部分は
・各対面の立ち回り
・カビゴンLO使う側・使われる側が意識するべきこと
・おまけ(主に質問の回答などを随時追加していこうかなと思います)


となっております。これからカビゴンLOを使ってみようって方、カビゴンLO対面に勝てない方におすすめです。拡散してもらえると安く読めるのでぜひよろしくお願いします。


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