まっとうな世の中

わたしは、他人の心が読めないので、わりとはっきり物を言うタイプだ。
みんなは、影で悪口を言う。
わたしにとっては、何を考えているかわからないのに、影でばかり本音を言う人たちの方が、はっきり物を言う人よりも、とても恐ろしく感じる。
でも、実際は影で悪口を言う人が出世する。
わたしにとっては、この世の方があべこべで変な世界。

この変な世界で出世している、意地悪な課長は、
この秋からやってきた、まっとうな世の中についてこれなくて、
どんどん卑屈になっていった。
そして、もう馴染めなくなって、組織からつまはじきになってしまった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?