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2022.9/28振り返り(東京時間はアップル報道でリスクオフ、英中銀長期国債買い入れ決定で英米金利低下、リスクオンへ)

<金利・株価等>

・BOEの発表から米金利が急降下し、ドル安、リスク資産高の流れ
・なぜ英金利の低下に連動して米金利が下がった?月末、四半期末のため逆行が起きやすく、BOEの発表がきっかけで米国債買い、ドル売りになったのかも。

<通貨インデックス>

・GBPの反発は4Hの高値でピタッととまった。
・EURは連れ高だろうか。チャートの形がGBPと似ている。

<経済指標>
・豪州小売売上高(8月)10:30
結果 0.6% 予想 0.3% 前回 1.3%(前月比)
※50bp利上げ期待高まる

・中古住宅販売成約指数(8月)23:00
結果 -2.0% 予想 -1.6% 前回 -0.6%(-1.0%から修正)(前月比)

<要人発言>
28日15:43 米格付け会社ムーディーズ
「英債務残高の対GDP比は2026年には104%まで上昇すると予想」
「2023年の英GDP見通しを+0.9%から+0.3%に下方修正」
「借入による英大型減税はクレジットネガティブ」
※この報道後、英長期金利急上昇→BOEの国債買入決定

28日16:24 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁
「インフレ期待を抑制できない状況を許さないという強いシグナルを出す必要がある」

28日16:45 レーン欧州中央銀行(ECB)専務理事兼チーフ・エコノミスト
「ECBは10月会合で0.50%か0.75%の利上げを実施する可能性」

28日17:26 カジミール・スロバキア中銀総裁
「10月会合での0.75%利上げは良い選択肢」

28日19:03 英中銀
「本日から英長期債の一時購入を実施」
「必要であれば、どのような規模であれ、買い入れは実施」
「量的引き締めの保有国債売却を10月31日まで延期」
※20年以上の国債が対象
※住宅価格の下落を防止するための措置。長期金利と住宅ローン金利が連動するので。

28日19:23 英財務省
「今回の英中銀のオペレーションは財務省が完全に補填する」
「英中銀の独立性にコミット」
「期間20年以上の普通国債を購入準備」
「購入規模は1回のオペにつき最大50億ポンド」

28日23:03 フォンデアライエン欧州委員長
「ロシア産の製品の新たな禁輸措置を提案」
「ロシアとの貿易を更に制限する」

28日23:32 バイデン米大統領
「ハリケーン・イアンの原油生産への影響は小さく、一時的」
「原油・ガス会社はハリケーンを燃料価格上昇の言い訳にすべきではない」

29日00:33 カザークス・ラトビア中銀総裁
「次回理事会では大幅に利上げする必要。その後は小幅な利上げ」

29日03:40 エバンズ米シカゴ連銀総裁
「利上げ継続のための明確なサポートがある」
「米国のインフレは高すぎる」
「FF金利は3月までにトップを付けると予想」

<戦略>
売り:USD・JPY
 USDは月末四半期末レパトリ継続の流れを予想。
 JPYはドル円が145から墜落し、介入の観測が弱まる。

買い:AUD・CAD
 ドル安、原油高。


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