見出し画像

総合型地域スポーツクラブとは。スポーツで生きていくための気の抜けない日々♯1

どうも、「いそいそ」と申します。

平日朝投稿の24日目、こちらの夜は少し肌寒いです。

今回はスポーツクラブの職員らしく、スポーツクラブについて書いていこうと思います。

そういえば、スポーツクラブについて書くのは初めての気がします。

いつか、本名でnoteを書けると思えたら、もっとたくさんアウトプットしていきたいです。

僕の働くスポーツクラブは、「総合型地域スポーツクラブ」

多世代、多種目、多志向のスポーツを目指す地域に根ざしたクラブです。

スポーツクラブといえばマネタイズが難しいとされる中、その現状を書いていこうと思います。


総合型地域スポーツクラブとは

上で書いたように、地域でいろいろな角度からスポーツを楽しむことができるスポーツクラブです。

総合型地域スポーツクラブは、人々が、身近な地域でスポ-ツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブで、子供から高齢者まで(多世代)、様々なスポーツを愛好する人々が(多種目)、初心者からトップレベルまで、それぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)、という特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブです。

スポーツ庁HP

そういった特性があるため、まちづくり、コミュニティづくりにも深く関わっています。

総合型地域スポーツクラブの稼ぎ方

総合型地域スポーツクラブの多くはNPOの法人格を持つ場合が多いです。

つまり、事業、寄付、会費、助成金といった形式で収益を上げていくことになります。

事業は、文字通り、スポーツ教室や大会主催、行政からの指定管理受託など。

寄付は、活動に賛同してもらい寄付をいただくということです。中には認定NPO法人として寄付控除の対象となっている団体もあります。

会費は、所属している会員からいただく年会費。スポンサー企業もこちらあに当てはまりますね。

最後に助成金は、totoくじを代表する民間、行政の補助金、助成金メニューの活用です。

総合型地域スポーツクラブの実状

現状、多くの総合型が助成金を頼りに運営されています。

そのためにも助成金を受けやすいNPOの法人格を取得する流れも納得です。

本来、会員や事業で収益を上げなくてはいけないのですが、皆さんも想像できるように、1事業の単価は少ない傾向にあります。

そもそも、「スポーツの場」にお金を払うという感覚が根付かせることも難しいです。

自活が難しいクラブが多い中、事務局職員は何らかの本業が別にある方が多い印象です。

総合型地域スポーツクラブの生き残り方

その中でも生き残り、収益を伸ばすクラブもあります。

1つは、高単価の事業に人が集まるクラブ。

元プロ選手の指導や先進的なプログラムの事業は月謝が高くとも集客力が高いです。

1つは、施設の指定管理を受けているクラブ。

体育館などの施設を運営し、それに伴う雇用や事務局費といった費用を行政から受けることができる上、大きなイベントも開きやすい。

1つは、多くのスポンサードを受けている。

多額のスポンサードを受けていると、事業拡大や人件費の支出が可能になります。資金調達もこちらに当たりますね。

いずれにせよ、魅力を磨き上げていく根気強さと工夫の上に成り立っています。

終わりに

日本のスポーツ環境は、欧米と比べ、「習い事」という意識が強いです。

スポーツが文化の一つとなっていると、受益者感覚が身につきやすく、地域でクラブを支えようという動きができます。

バルセロナなど欧州のビッグクラブもサッカーが目立ちますが他スポーツも持っており、街クラブがルーツとなっています。

僕の働くスポーツクラブはまだまだ設立数年のスタートアップ段階。

それでもたくさんの支援や寄付をいただき少しずつ成長できています。

日記がわりに、この予断を許さない日々を書いていこうかなと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?