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読書感想文11 ジェイン・オースティン著 「傲慢と偏見」
明るくて優しくてみんなから好かれていておまけに美男子の大富豪のピングスリーが5人姉妹のいるベネット家の近くに引っ越してきた。ベネット夫人は5人のうちだれかがピングスリーの心を射止めてくれることを期待してダンスパティーを開く。
ぶっちゃけこの話はセレブたちの婚活物語だ。だからあの人とこの人がくっついた、別れた、がストーリーの首軸だ。そこをちゃんと楽しめない人間はこの物語を楽しめない。あと登場人物たちが凄く家の格の上だとか下だとかにこだわっている。が知識がないとどれが上でどれが下か、全然分からないから想像力を働かせるのが難しい。あの人は商売をしたことがあるとかないとか(貴族は働かない)とか持参金がいくらとか、登場人物たちのこだわりポイントは現代人には窮屈すぎる
村上リコの「英国社交界ガイド」を一緒に読むことを勧める。この時代の中流家庭・上流家庭がいかに世間体を気にして気を使っていたかよくわかる。
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