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35暇話3・駅内の食

上記画像は、豊橋駅で購入した稲荷寿司のパッケージである。レトロ感満開の包装が、三角巾をお頭に抱く、おばちゃん販売員の笑顔に惹かれて、すこぶる購入意欲をかきたてられた。で、豊橋駅から大垣駅までの新快速の快適で速達のある電車内で、食す事にした。

《豊橋駅》
関東方面から、東海道を在来線利用して、普通運賃で列車を選択するとほぼ神奈川県内~静岡県内を経て豊橋駅までは、各駅停車の利用しかできないようである。豊橋駅で新快速電車を利用すると、岐阜県・大垣駅までは速達性に優れる新快速が利用できる。大垣駅~米原駅の各駅停車の利用を除けば、米原駅からの西は、再びJR西日本の誇れる新快速電車の利用ができる。
で、愛知県内を駆け抜ける新快速電車の車内で、稲荷寿司の包みを開けて食すのであるが、その油揚げと甘辛い浸み込んだ出汁の香りが、周りの乗客に気を使うべき広がりをする。で、速攻で終了すべく黙々と食べるとした。
関西人の私にとっては、濃すぎる味ではあるが、中京地区では受け要られる味なのかもしれない。

《新開地駅》
初めて、有馬温泉へ電車で行った。もちろん、商談で。某有名な短いコマソン(浪速のモーツアルト=キダ・タロウ御大作)へ向かっていた。で、新開地駅で構内に漂うカレーの芳香に誘われて入店した。で、提供されたのが下記画像。ボリュームたっぷりで満足。お味も優れたものであった。しかし、いつも思うのであるが、各地下駅には、それぞれ独特の香りが有るように思うがいかがであろうか。ブルーカラーの乗降の多い駅には汗を感じるし、酒場の多い地域の地下駅には酒の匂いと小便の臭いが混ざる。で、新開地駅は昔は相当の歓楽街であったようで、今もその名残が有る地域だが、カレーの芳香が漂う事にヨロシクもある。私にとって神戸は、少し寂しい風が吹くおしゃれな街の認識が有るが、新開地駅はその感覚を麻痺させるに十分な、庶民のカレー芳香の駅である。

《松山駅》
駅内食と区分するより、名産品の類が適当かもしれない。じゃこ天。
バレンタインデー限定販売と記すPOPに惹かれて、ハート型のじゃこ天を購入した。この時は、午前、松山駅発神戸三宮行きの高速バスの待ち時間であった。【愛まるごと】は結局、形が変化しただけのじゃこ天で、その場で食しながら、駅前を眺めていて、オッサン達が集まる光景を見て癒された記憶が有る。その光景は、ヤクルト販売の妙齢の女子。そのヤクルト製品を満載にして登場した三輪自転車に一気にひっきりなしに群がるオッサン達がその三輪自転車の周辺で、ストローを刺してチューチューしているのである。殆どが、駅前でお客さんを待つタクシードライバー。すごい光景だ。私の住む京都市街で、この光景は無い。で、バスチケットの売り場で、その現象をつぶやくと、「駅前のアイドル!」と即答で、ほんわかした気分になった。

《高崎駅》
厳密に記述すると、駅内の食と記述はできないのであるが、ごく近隣の商業施設の中で食した。群馬県前橋・高崎辺りを徘徊すると、豚肉を食材とした店の看板がよく目立つように思う。帰路に着く時に、それらを食す機会が無かったなと思い、食したのが、この豚ステーキ。「うぅ~~微妙。」
彩が無いのである。肉質や味を評価するでは無く、なにより、豚が可哀想だ。貴重な生命を頂くのに、失われた生命を引きたてる華やかさが無い。
武骨は許せるが、あまりにも品位が簡素すぎる。焼いただけではいただけない。グンマーと言われる由縁はこのようなに表れているのかもしれない。
私の悪い癖で、外食経営の知識や実際を考え無くて、自己感情だけを好き勝手に述べるとする結論が、ポテトとニンジンとブロッコリーが鉄板上に有って、キャベツスライスは別のボウルに有る方がベストだと思う。で、提供価格が200円アップなら許容だ。と、「経営者よ!詰めが甘いぞ!」と指摘したい。

好き勝手に、記述をした。異論や反論も多いと思うが、あくまで、自己の率直な表現である事をご容赦願いたい。

今回はここまで。
ではまた次回。

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