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北風騎士
2024年3月20日 16:57
眩しい光に包まれていたのを今でも覚えている。父のように力強く、母のように優しげな声を覚えている。帝国魔術師の魔導老公と死霊魔術によって操られたアウリクスに殺されたのを覚えている。肉の一片も残らず消し飛んだはずの俺は森を彷徨っていた。この森はアウリクスと戦った森じゃない、ラムと一緒に過ごした山の麓だった。自分が何故この山にいるのか分からないが俺は秘密基地に行かなくちゃ行けないと感じていた