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片山哲さんの話

オヤジブログ怪気炎 vol.126

社会民主党の前身として、1996年まで日本社会党という政党がありました。主に労働組合の代表を国会に送り、自民党政治の専横を批判していました。万年野党だったのですが、村山富市さんの前に、戦後一時期だけ総理大臣を輩出したことがあります。片山哲さんです。
彼の思想は、キリスト教系社会主義と言う系譜に位置付けるべきなのかな? まだ社会主義と言う言葉を用いて、人々の夢や理想を語っていた人々が日本にも大勢いた時代です。保守勢力と連合政権を組んだ片山内閣は、内部から瓦解するように、僅か8ヶ月で総理の辞任に追い込まれてしまう。
晩年藤沢市で過ごした片山さんの銅像が、藤沢市民会館の前にある。彼の追い求めた理想は、容易く現実のものにならなかったかもしれないが、人々の幸せを願って理想的な社会を想う彼の眼差しは、私たちに何か大切なことを問いかけているように思えます。

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