ワクチンのサマーセールはやめて欲しい

FNNプライムオンラインの記事


「お盆のシーズンを前に、無料のコロナ検査場が、新たに全国117カ所設けられた。期間は8月18日まで。検査を受けた人は、取材に対して「帰省するので、高齢の両親もいるし、ちょっと心配だったので受けに来た」などと答えた。」と冒頭の文章に書いてあるけど、最初ちょっと何言ってるか分かんなかった。

無症状でコロナに感染しているかもしれないので検査を受けにきたと想像するのが一番理解できる理由だが、PCR検査の結果が出るには1日〜数日かかるわけで、帰省よりもあまりに早く検査を受けたらその後帰省するまでの間に感染する可能性もゼロではないわけだし、帰省のぎりぎり前に検査を受けて結果が陽性になったとしたら、予定をキャンセルするのだろうか。

コロナの症状が普通の風邪と大差なくなった今、体調が悪くなければ気にせず帰省すればいいし、熱や喉の痛みがあったら普通の風邪と同じように大人しく回復を待てばいいだけの話だと思う。

記事本文の中で、都道府県のそれぞれの知事によって、感染者の全数把握が必要だという島根県の丸山知事のような人もいれば、すぐ隣の鳥取県の平井知事のように、負担軽減に向けて、「全数把握」の中止を求めた上で、「厚生労働省のやり方は破綻している。もうやめくれと、いい加減に」と主張している知事もいるらしい。

政府の言いなりになってポイントを稼ぐのが大事な知事か、県民の生命と安全を第一に考え、政府の判断が間違っていると思えばちゃんと意見できる知事なのか、今回の一件でリトマス試験紙のようによく分かるようになった気がする。

秋にはオミクロン対応の新しいワクチンを輸入して国民に打つつもりでいる政府は、この8月を既存のワクチンの在庫一掃セール期間と位置づけ、子供や若者に初めてのワクチン摂取をさせるよう促したり、3回目、4回目を推進しているようである。

はっきり言ってやめて欲しい。

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