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私のワーク・ライフ・バランス(12)【自宅安静】

妊娠5週目。不安な気持ちを抱えて受診。

診察の結果、胎嚢らしきものの近くに血腫?が見られるとのこと。よくわからないまま「次の診察まで、一週間自宅安静」の指示が出てしまった。

自宅安静と聞いて、出勤できないことまでは理解し、早速お休みの連絡を入れたが、それ以外どう過ごせば良いのかわからない。

通院先にはメッセージを送れる機能があるため「自宅安静は、出勤は控えますが、家事などはどこまで控えたら良いですか?」と尋ねるも「今しなくて良いことは、しないで安静にして下さい。お腹に力を入れること、重たいものを持つのは控えて下さい。」との返信。

非常に困った。。。ひとまず買い出しや洗濯物の取り入れは夫に頼み、1日目、2日目と横になって過ごしてみるも、安静がこんなに不快なものだとは知らなかった。

私はよく、企業のカウンセリングで復職支援をしていた。休職中の方は、もちろん最初は寝て過ごす必要があるくらい不調に陥っている方がほとんど。でも、症状も落ち着いて、エネルギーが回復してくると何をして過ごせば良いか?いつ仕事に復帰できるか?と、焦りに任せて行動してしまう方も多い。

私は専門家として「焦りで行動せずに、働きたいという自然な感情が出てきたら、スモールステップで準備を進めていきましょう」とよく言っていた。

メンタル不調と今の私の状態は違うけれど、医療的な判断で仕事から離れることになった方の気持ちが今ならよく分かる気がする。

仕事は心身ともに消耗もするけど、素晴らしい経験がそこにはたくさんあった。色んな出会い、知識、刺激、成長。私はこの何年も仕事に支えられて来たんだなぁとつくづく思う。

今は自分自身の体調や体験を大事にしながらも、やっぱり心理や教育、研究の仕事を通じて、将来的にもっと人の役に立てるようにしていきたい。

これまでの妊活や不妊治療と仕事のバランスで悩んだこと、流産の経験、今現在の妊娠の継続も仕事も見通しがつかない時間の経験、この先順調にいけば産休、出産、子育てなど、ありとあらゆる自分自身の経験がこの先、少し先の自分の未来や仕事のあり方、生き方、死に方に還元されていくことを信じて。

1日ずつ、不安とともに過ごしていこう。

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