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私たちのお祭り前夜 ~「カーニバル・リヴ」殴り書き感想~

ショーマンの美学について、私たちは古くから論じてきた。
彼らの弛まぬ努力と研鑽は、ただ舞台上で落とす一滴の汗のために、観客が味わう一秒の余韻のために存在する。
喜びも屈辱も、あらゆる経験を表現の糧とし、時には人生そのものを歓声のために売り渡す人々。

評論家は言う。ショーマンの美とは孤高の美である。ライムライトのきらめきは彼らに永久の記憶を約束するが、その代わりに俗人としての生き方を奪うのだ。ショーマンとは孤独な芸術家であり、だからこそ彼らの魅せる一瞬はどうしようもなく美しい。


翻って、YouTuberやストリーマーといったインターネットの人気者に美学はあるのだろうか。
彼らは伝統を持たず、技術を継承せず、個性と発想、当時性を武器に人々の注目を集める。

思うに、彼らに課せられた義務とは“身内ノリ”の拡大だ。教室の隣の席で行われる会話についつい耳を傾けてしまうような、そしていつしか自分もその輪に加わりたくなってしまうような。
文脈を共有する身内のコミュニケーションは、ショーとしての公共性を持たない。しかし、傍から見れば馴れ合いでしかないその交流は、現代人の抱える孤独を癒す。その営みになんらかの美学を見出すことは出来るはずだ。


ショーマンの孤高とストリーマーの大衆性。この異なる2つの美学を共存させることは出来ないだろうか。
今日、品川ステラボールで炸裂したあの輝きに、私はこの問いの答えを見た気がした。
舞台に生き舞台に死ぬ孤独な芸術家ではない。かといって人気者の素人芸でも断じてない。

2つの世界の美学を引き継ぐ最新のショーマンに、今宵私たちは魅了された。






ジョー・力一 1st LIVE「カーニバル・リヴ」

最高だったね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


冒頭かっこつけちゃったけど全然そんな固い文章じゃないよ〜〜〜〜!!!
なんか感想って銘打ったからにはやっぱりナタリーのライブレポートみたいな綺麗な文章書かなきゃいけないかしらと思って気取っちゃったけど、書けませんでした!!!そんなライブ終わって3時間くらいでは無理でした!!!!
なのでこのnoteは、ライブ後の興奮しちゃってる1ファンが今頭の中で思ってることを書き殴りたいだけの文章です!!ちゃんとしたライブレポにはなってないです!!おそらく読みやすくもないです!!ごめんなさ〜〜〜い!!!


さてあらためて。

すごかったね〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

冒頭からめちゃくちゃ綺麗な声出てるし動きもキレキレだしさ〜〜〜!!なんだったらダンスしてたじゃんダンス!!!なんかステッキめっちゃ使いこなしたり腰くねらせるやつとかさ〜!!「Nightmare」の肩だらんとするダンスとかあれすごくない???すごいよな?????
あとずっっっっっっっと顔いいのな。3Dの進化が凄いって。力ちゃんの肉体が俺らの世界にシームレスに投影されてるじゃん。心臓に悪いんだわ。目元が美しすぎる、急に伏し目になったりとか、俺のこと見つめてるのかなって思うたびにドキドキして足ジタバタしちゃったわ。唇の動きも繊細すぎるしよ。あんなん精密機械じゃん(?)スイスの時計職人じゃないと直せないやつじゃん(?)

セトリも良すぎ〜〜〜〜〜!!!冒頭の「レイテストショーマン」はやっぱりか!って感じだったけど、予想を遥かに上回るぶち上がり方しちゃったね〜〜〜〜。
あとあのタイミングで「FAKE LAND」来る!?!?家で配信見ててほんとに「キャーーーーーーっっっ!!!」て叫んだもん!!!俺も現地でペンラ振りたかったよ〜〜、魔のパンドラ〜〜〜。
あとフェイキング・オブ・コメディもな〜〜〜!!!初回限定に入ってたからまあ歌ってくれるかな〜って思ったけど、実際歌われると泣いちゃうよ。歌詞がいいもん。「たった一人でステージに立って、あの手この手で君を笑わせたい」、こんなん力ちゃんが歌ったら泣いちゃうじゃんかって。歌詞がお似合いすぎるんだから。

あとライブ中何回も思ったけど、力ちゃんって本当に歌詞が染み入ってくるような歌い方しますね〜。それを特に感じたのが2曲目の「ジョン・ドゥ・パレード」と11曲目「明転」。
本人も私小説的と語っていたアルバム収録曲の中でも特に一人でいる時聴きたい2曲というか、孤独を肯定して寄り添ってくれるような曲で、まさに“ピエロゆえの孤独”を知っている力一さんだからこそ歌える曲だな〜と思います。

個人的な話になりますが、ライブって見る度に落ち込むんですよね。なんというか、光が手に入ってしまうから。
私たちの人生は笑っちゃうぐらいくすんでいて、ままならなくて、めいっぱい頑張らないと生活すらまともにこなせる気がしなくて、それでもこういう日々を続けていった先になにかしらの光があると信じてる。でも、ライブを見るとそれがもう手に入っちゃうんですよ。
照明は真昼の太陽みたいにビカビカ輝いていて、耳が痛いくらいの大音量で素敵な音が鳴っていて、そんなステージの真ん中で、大好きな人が最高のパフォーマンスをしてくれる。これ以上ないじゃないですか。そんな光が、私たちにとっての最高が、お金を払えば簡単に手に入っちゃうんですよ。そうなると、あれ?私の人生ってなんだったんだっけ?今日見たあの光景より素晴らしい景色がこの先に待ってることなんてあるのかしら?って、自分の生き方についてふと考えてしまう。

でも、でもそれでも、このライブを見なければ、私はあの光には出会えなかった。出会わないよりは出会った方がお得です!だって光なんですから!
力一さんもMCで言っていましたけれど、きっと私たちの人生は永久にお祭りの前夜なのです。今は駄目でも明日には求めていた答えが見つかるかもしれない。スターダムの栄光とはいかなくとも、泣いて夜明けを待つだけだった時間をそっと照らしてくれる優しい光が、この先に待っているかもしれない。あくまでかもしれない、ですけど、それでも歩き続けるだけの価値はきっとあるのです。静かな興奮と少しの緊張を抱えて、ご機嫌に、苦境に歯向かうような歩調で。

そんな気持ちに応えてくれるみたいに歌われたアンコール前最後の曲「Stream Key」!
この曲大好きです。力一さんの楽しませ上手な面がすごく出ている気がして。大一番のライブの最後の挨拶で、ここにいない仲間を労る言葉を言えるような優しい人にはぴったりの曲です。
過去も未来も、私たちの人生のすべてが爛漫な光で満ちていますように。風船を弾ませながら響くアンコールを聞きながら、 ここに集った数千人の明日について思いました。

そうして!
そうして始まった本当の宴!!!
しみじみと余韻に浸っていたかと思いきや、グチョグチョになるまで帰さないと突然言われるオタクたち!!

アンコール後3曲!?!?!??そんなライブあるの??!?!?あとアンコール後一発目、「サンフランシスコ」なことある????いくらなんでも嬉しすぎるよ。
その後の新曲もヤバすぎ!!!!!提供TOOBOEさん!?!?どっひゃ〜〜!!「錠剤」との繋がり感じる〜〜〜最高〜〜〜〜〜〜!!

やっぱライブっていいな〜〜〜!!またやってください!!!今回現地行けなかったの悔しすぎるから!!!!最速感想配信で「週一でライブやりたい」みたいなこと言ってませんでした!?!?気のせいかな!?!?!?まあいいや!!!!!

今日が終わっても、私たちのお祭り前夜はいつまでも続いていくのです!最高で最新のショーマンと同時代に生きることが出来た喜びを胸に、今日のところは眠りましょう!

あらためてライブ最高でした!!!!!!!力ちゃん、関係者のみなさま、一緒にライブを見たジョー児、みんなみんな、おつってね〜〜〜〜〜〜!!!!!!

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