【休職日記1】普通のレールをおりてみて

今色々あって体調を崩し休職している。一人で日中家にいると、人生が「滞っている」ように感じる。特に午前中、そんな停滞感で頭がもやもやぐるぐるして苦しくなる。なんとなく責められているような気がする。正気のままでいられないような気がして、朝なんとか仕事に行く夫と同じ時間に起きても、送り出したあとまた眠ってしまう。気持ちの良い二度寝ではない。仕事に行く夫から見れば安寧の眠りのように見えるかもしれないが、それは戦うような眠りなんだ、と勝手に思っている。

昼前にやっと起きてのろのろと細かい家事をする。せめて良い専業主婦にならなくては、今日1日でこれはした、と言えるようになるために、フィルターの掃除とか洗濯とか、何かしらをする。

今後のことを考えたいわけではないのに、何度か頭をよぎってしまう。私は普通のレールから脱落してしまったのだ、と思ってみる。普通の人は意外と少ない、そういう慰めは何度か聞いたことがある。でも実際普通をおりてみると、まだどんな感想を抱けばいいのかわからない。

家に一人でいると、1日は長いのに、1日1日の違いがわからなくなる。昨日したのか今日したのか。あとから振り返ると何もしていない日々にまとめられてしまうような気がする。

普通のレールをおりてみての感想はまだ浮かんでこない。何かを感じることがまだ難しいのかもしれない、ということにしておこうと思う。

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