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私を変えてくれたサルサダンス

サルサダンスに出会ったきっかけ

 サルサダンスに出会ったのは、2年前。昔からの友人がしている整体に行ったこと。整体の施術の場所が、ダンススタジオだった。
もちろんレッスンの無い時間帯である。
タイミングよく、ダンスの初心者向け入門クラスが開講することを知った。少しだけ気になった。
でも、もうすぐ夏休み。
私には、中学生と小学生の子どもがいる。
子どもの宿題のお手伝い(自由研究やポスター)やお昼ご飯作り。
夏休みが終わってから考えよう。

始めた理由

 夏休みが終わり、子ども達が学校に行った後、心にぽっかりと穴が開いた感じだった。
 子ども達は、親より友達と遊びに行く方が楽しくなっていた。
宿題も、出来を気にしなければ、幼い頃のように手伝うこともない。
 自分の時間がある。さて何しようと思った時、サルサダンスもいいなと思った。
 早速、連絡をとり、レッスンに参加してみることにした。


サルサダンスとは


 サルサダンスは、1960年代にニューヨークのプエルトリコ移民が中心となり作られたペアダンス。男性がリードしながら、サルサ音楽に合わせて踊る。その場で情熱的で自由な即興ダンスが始まるイメージ。ペアダンスだけでなく、1人で踊ることもある。
 歩くことから始まるダンス。
初心者だけど、とても入っていきやすかった。年齢層も様々で、私が始めたのは40代後半だった。

ペアダンスについて

 ペアダンスは、リーダー(男性)が踊りの動きを決める。
ボディの使い方は、他のダンスより厳密で正確である。リズムにのって、身体全体を動かすダンスもあるが、サルサの姿勢は、とてもカッチリしていて、上半身は動かさない。動かすのは腰から下。それがリードを受けるコツなのだ。
 例えば、指と指で四角く薄い板を斜めに挟んで板を回す時は、よく回る。
でも、その四角い板が、蒟蒻みたいにぐにゃぐにゃだとしたら、板を回そうとしても回らない。
 男性が女性に回ってほしいと、テンション(力)を女性の腕にかけた場合、その腕がブラブラしていて固定されてないとリーダーのテンションは伝わらない。同じ位置あることが男性のリードを受ける為には、とても大切なのである。 
 学生時代、胸を張っているのが良い姿勢だと指導された。サルサでは、胸を締まって身体を一枚の板のようにしなさいと言われる。サルサでは、胸を張るのはダメなのだ。
しかし、長年の身体のクセがあり、レッスンの度に自分の身体が形状記憶合金だったらいいのにと思う日々。

 それから頑張って1年程レッスンを続けた頃、やっと自分で姿勢のコツがつかめてきた。

 相手がテンションをかけると身体が自然にフワッと回る。
その瞬間、たまらなく楽しい。
リードをしっかり受けられた時が最高なのである。

 ペアダンスは、男性との距離が近いので最初は戸惑う。日常ではこんなに接近することもない。
最初の方は、恥ずかしくて、目も合わせられなかった。2年経った今ではすっかり慣れてきて、ペアの相手によって、踊りの違いが見えてきたり、上手いとか下手だとか、元気だなとか疲れてるかなとか、いろいろ思う。それもまた、楽しい。こんなに相手とコミュニケーションが取れるダンスは他に無いんじゃないか。まだまだ知名度は低いけど、もっと幅広い世代に広がると楽しいだろうなと思う。

私にとってのサルサダンス

 始めた頃は、ただの暇つぶしだった。そんな私に先生は「絶対に変われる」と、いつも言ってくれた。何のとりえもないと思っていたけど、少し自信ができて、子どもへの接し方も変わった。
 始めて2年。今は、週に一度の何にも代えがたい大切な時間になった。ダンス好きな人たちとサルサに没頭する時間は、とても楽しい。
 日々忙しくしてる主婦だからこそ、楽しめるものがひとつでも有るのは、とても大切だと思う。

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