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note執筆を決めるまで

ーー寄稿が日経新聞に掲載される
育休中のワタシに父からそう連絡があった。
とても誇らしい気持ちになったと同時に、羨ましいと思った。

仕事から離れて3ヶ月。

育児はワタシにとって海のよう。比較的穏やかな時間もあるが、常に波は立っている。何か出来そうで何も出来ない毎日。朝も夜もずーっと、切れ目なく波が立っている。

繰り返し打つ波が、岩を削って砂や石を運び地形を作り出すように、この世に生を受けた息子は毎日を必死に生き、確実に成長を遂げている。
一方ワタシは、、、息子の成長と共に母歴が更新され、それなりの知識やスタイルは身に付いている。
しかし、うまくいかない日々、夫や親、寝てくれない息子に対して嫌〜な自分が頻繁に出てくる。
己の悪い部分ばかり肥大して自己嫌悪。
「自分成長してるわ」という感覚もまるでない。
産後のホルモンバランスのせいだーと自分をごまかすが、もうごまかしきれない。

こんな自問自答を繰り返す中で、『母』以外の側面を息子には見せたいと思っていることに気付いた。

そこで冒頭の想いに戻る。
全国紙に自分の書いた文章が掲載される、多くの人に自分の文章を読んでもらえる、なんで羨ましいんだ。

ワタシも言葉で人に何かを伝えてみたい。誰かの何かの一言が、小さな子供や弱っている若者、見ず知らずの誰かの希望になれば。
ワタシが、いろんなコトバに救われたように。

息子に恥じない、自分で自分が好きだと言える大人になりたい。
やってみようと思います。

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