もこやまこ

保育園で「園長先生」という仕事をしています。なんと今年で8年目…保育の中で感じるあれこ…

もこやまこ

保育園で「園長先生」という仕事をしています。なんと今年で8年目…保育の中で感じるあれこれを真ん中に、副業含め…それぞれの視点で思うことをつづってみます♫

最近の記事

目に見えて起きること・心のなかで起きること

自分の感情を言葉で十分に表現しきれないこどもたち 言葉のかわりに、噛みついたり引っ掻いたり…なんてこともありますね 「今日は〇〇くんが△△ちゃんに噛みついちゃって…」 という日中に起きた「出来事」の共有がされています。園内で「噛みつき」というアクシデントを防ぐために先生たちもあの手この手で阻止しようと考えます。 できるだけこの二人は一緒にいないようにしよう それぞれがどこにいるかわかるように声をかけあおう 阻止できる距離にいよう うん そうだね どれも間違ってない

    • 「おおきくなったらなにになりたい?」

      園では年に2回保護者会を開催していて、その1回目が6月に開催されました。年度最初の保護者会では職員を含め改めまして自己紹介!を入れています。私の自己紹介はちょっとかわているようで(笑)職員はみんな「今回のお題はなんですか?」と数日前からソワソワしていました。 そんなこんなで迎えた当日 自己紹介のお題は「自分がこどものころの将来の夢」 「父の姿をみて大工さん!」「おひめさま(照)」という声もあったけど「(保育園・幼稚園の)先生になりたかった」という職員が半数以上!小さなころの

      • 幸せな時間

        お昼寝の時間って幸せ 絵本を読んでくれたり、お話を聞いてくれたり 先生がそばについて優しくとんとんしてくれる 寝るのに快適な環境も整っていて最幸✨️ こんなに幸せが詰まっている時間なのに 大人になると手放していく なんでだろ? こどもがこんなに幸せそうに眠れるのだもの!!! 大人だってきっと同じじゃないかな?って むしろ大人だからこそ そっとそばにいて話を聞いてくれたり 優しくとんとんしてくれたりすることで ゆっくり眠れる時間が生まれるんじゃないかな? お昼寝の時間って

        • あかちゃんにとって、絵本とは…

          読み物であり 見るものであり 叩くものであり 引っ張るものであり つかむものであり 投げるものであり 破くものであり 舐めるものであり 食べるものです 「最初から1ページずつめくりお話しを楽しむもの」というのは大人が勝手に決めたルール。赤ちゃんには赤ちゃんなりの楽しみ方があるのです…嫌がらせをしようと思っているのではなく純粋な好奇心からやりたくなってしまう、そんな衝動。大人からみたら「やめてーーー!」と言いたくなるようなことの中にこそ、子どもの探究心があり学びがあり育ち広がり

        目に見えて起きること・心のなかで起きること

          えほん

          『絵本を見せたらとっても興味を示してくれて!にこにこしながら手を伸ばして触ったり掴んだりしようとしてましたよ〜』 6か月の男の子のママがお迎えに来た時に日中の様子をお伝えすると、ちょっとびっくりした様子。聞いてみると、お家でも絵本を見せてみたけどあまり反応が良くなかったとのこと。子どもが反応していた絵本をみせると、ちょっと驚いてました…笑 なぜでしょう? 赤ちゃんの眼の発達 生後6か月くらいの赤ちゃんの視力は0.1前後と言われています。産まれた時は0.01〜0.02だ

          ほんとのきもち

          「Sちゃんも抱っこしてほしいんだよね?先生知ってるよ」 お昼寝の時間、横になったり座ったり、なんだか落ち着かない様子のSちゃん。うつむきかげんだった彼女はその言葉を聞いてはっ!と振り向き私をじぃっとみつめました。下顎が少しふるえて…泣くのをぐっとこらえているのが伝わってきます。 「先生Hくん(6ヶ月)を抱っこしているから今は抱っこしてあげられないの。ごめんね。でも側にいることはできるよ。Hくんが眠るまで少し待っててほしいな。そしたらSちゃん抱っこしようね」 そう伝えると

          ほんとのきもち

          おたんじょうおめでとう

          今日は「花まつり」 お釈迦様のお誕生日🌸 園でも子どもたちのお誕生日をお祝いするけど 産まれた「日」をお祝いするのではなく 産まれてきてくれてありがとう✨ という気持ちを込めて… 「おたんじょう おめでとう🎂」 といっています 小さいけど大事にしたい思い 今日お誕生日のみなさーん おたんじょうおめでとう🎉

          おたんじょうおめでとう

          赤ちゃんが「泣く」ということは

          「いつもと違う」を感じているってこと ママやパパがいないってわかるってこと 「ここにいるよ!」ってアピールできるってこと 「不安だよー!」が表現できるってこと 不快を感じてそれを伝えようとしてるってこと 「お腹がすいた~」ってお知らせできるってこと 「好き」とか「安心」がわかってるってこと 居心地のいい場所を知ってるってこと 赤ちゃんが「泣く」ということは 「泣くことができる」っていう成長の証 保育園では「慣らし保育」真っ最中!進級した子どもも、新しい先生やお友達、いつも

          赤ちゃんが「泣く」ということは