転機 AJPC全日本ポーカー選手権初参加

私のポーカー人生で転機のなったイベントがある。
AJPC全日本ポーカー選手権である。
11年前の当時はこの大会を優勝すれば本当の意味で日本一の称号であった。
私はテキサスホールデムを始めて6か月程が経過しており、たまにトーナメントで優勝できるくらいの実力になっていた。
先輩のポーカープレイヤーに教えて頂き、このAJPCの予選会に参加する事になった。
当時のルールでは予選は完全なるフリーズアウトで、何日かに分かれて予選が開催されており、登録して1回限り50人のグループの中で上位5名が
決勝に進める事ができるという方式がとられていた。
私は色々な意味で運が良い日であった。
その私の参加した50名のグループに、たまたま現在のS-1、M-1開催者で日本ポーカー連盟理事長の裏方土建屋Kさんとその友人の鉄強グループが勢ぞろいで、その50名の組み合わせに合わせて参加をしていたのだ。また当時非常にレベルの高いミリオンフェスタ(Sプロ)の友人もこぞって参加していた記憶がある。
今考えれば非常にオッズが悪いシャーク達の中に、一匹の小魚が何も知らないで迷い込んでしまったような状態だ。
しかし私はその日は非常に運が良かった。
序盤で当時のメイドカジノ最強ミスターJUPの異名をもつTさんと同卓していた。
Tさんがポジションのある状況で3ポケでレイズ、私は85Sでコールをした。ボードに83Xと落ちTさんがBET、私はコールした。
ターンで5が落ちTさんはさらにBET、2ペアのため私はコールした。
リバーで5が落ち、Tさんはオールイン、私はフルハウスのためコールした。これにより序盤で勝利しスタックが2倍になった。
中盤で鉄強でいまもHENDON70位以内のNさんとぶつかった。
私はAQを持ち、NさんはAAを持っていたがストレートを引きさらにダブルアップした。その後Kさんと私がAKを持つている際ぶつかり勝利しバブルラインまできた。さすがに全員上手だったが、チップ差を生かし何とかAJPCの予選を通過することができた。
通過メンバー5人中3人はKKCのメンバーだった。
私はたまたま運よく決勝に残ることができ、これがKさん含む多くの素晴らしいポーカープレイヤー達と仲良くなるきっかけとなった。
私は2つの意味で非常に幸運な日であった。
その後AJPC決勝に臨むも実力通り3Rで敗退した。
その年のAJPCは赤い彗星S氏が優勝した。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?