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子育て

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子どもを幸せにしたい方、子育てに不安や行き詰まりを感じている方に向けた記事です。傷だらけになった私の子育て経験から学んだ大切なことを書いています。
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#ふくいろ

母親のせいでうまくいかないと感じている人は、難しく考えすぎかもしれません

母親が不機嫌になったら、 子どもは生きた心地がしない 「生きた心地がしない」 私はその言葉と 幼い頃の記憶が結びついて 小さかった頃の自分を不憫に思いました。 子どもの心はとっても素直で繊細です。 きっと母親は、 どん底に突き落とすほど 怖がらせるつもりで 不機嫌になったわけでもなかったのでしょう。 でも小さな子供からすると 母親から突き放されることは この世の終わりと感じるほどの 恐怖なのです。 だから、次は絶対に あんな怒り方をさせないように お母さんに言われ

「話を聞く」とは、相手の思考の整理を助ける行為

私は娘と会話をする時、 意識していることがあります。 それは 私の意見を先に言わない ということです。 すごくシンプルな方法ですが、 これがすごく効果的なので、 今でも意識しています。 例えば娘が 「今回のテストがすごく悪かった」 という話をしてきたとします。 今までは私が 自分が思うこと 「こうするといいよ」と思うことを 先に話していました。 でも、今は 「そうなんだね」 と言った後は、娘が何か話をするまで待ちます。 そこで話が終わってしまったら、 「それで、どう

「褒める」は相手をコントロールする行為です

「褒める」は 指導者の使うテクニックです。 ひと昔ふた昔前の指導は 「怒鳴る」でした。 それが「褒める」になっただけで、 結局したいことは同じです。 相手を目標まで連れて行くための テクニックのひとつです。 それを意識せずに 私達は昔から、そして今も 「褒める」を 通常の人間関係でも 使おうとしています。 無意識のうちに 相手をコントロールしようとしている または、 コントロールされている 可能性があります。 大人しくて手のかからない、いい子 私は母親に 「赤ちゃ

大きくきれいな花を咲かすことだけが人生のよろこびではありません

開くかどうかも分からない 硬く小さなつぼみが 花瓶に残ってしまった 毎日丁寧に水を替える 毎日 花瓶を洗い 茎のヌメリをとり 先端を少し切る 何日たっても 硬いつぼみはびくともしない それでも毎日 水を替え 花瓶を洗い 茎のヌメリをとり 先端を少し切る もう 捨ててしまおうかと 思う時もあった 花は咲きそうもないから そんなつぼみに 毎日時間を使うのは ムダだから でもまだ 青々とした葉っぱが 生命力を感じさせる 捨てられずに また 同じことを繰り返す 半

親の熱心な教育が、子どもの才能を潰す

小さい子には、この世界で生きていくために 親が教えてあげなければならないことがあります。 ご飯をきちんと食べること、よく寝るということ、 清潔にすること、命を守ること、などです。 ただ、それ以外のことは 経験として伝える程度で十分だと思います。 なぜなら、私たちは それぞれ異なる「前提」を持っているからです。 「可愛くなりたい!」と言っても、 その可愛いの基準は、人それぞれです。 「幸せになりたい!」と言っても、 その幸せの形は、人それぞれです。 そんなことは当たり前

あなたが成長できるのは、「あの人」がいるから

娘が小学生のころ あるスポーツチームに所属していました。 このチームは大所帯で、 よくある「レギュラー争い」もありました。 もちろん頑張っていたのは子どもたちですが、 必死になっていたのは、親でした。 「うちの子が少しでも多く試合に出られるように」 「うちの子が上手になるように」 親は必死でした。 表面上は仲良く笑顔で談笑しているのですが、 ギラギラしたライバル心は 肌感,、空気感で伝わるものでした。 こんなことがありました。 ある子(”チーちゃん”とします)が

子育てをすることで成長するのは子どもではなく「あなた」です

スイミングスクールに行くと ギャン泣きのお子さんが必ずいます。 「険しい表情のお母さんと 顔を真っ赤にして泣く子ども」 うちの娘も スイミングに通っていたので よく見かけました。 子どもが嫌がっている水泳を やめさせられない理由は何でしょうか。 入ってすぐにやめて、やめ癖がついたら困るし、 水着も買ったばっかりだし、 丈夫な体になってほしいし、 東大生の習い事ランキング一位はスイミングって聞くし 大谷翔平くんもやってたみたいだし… 理由はいくらでもありそうです。 で

才能は、私の知らないところにある

「中田敦彦のYouTube大学」 私は割と好きなので、時々見ています。 今回、「松本人志氏への提言」という動画が 話題になっていたので見てみました。 この動画は「お笑い界」についての話ですが、 今回はお笑いについての深堀りではありません。 違う目線で発見があったので、それをお伝えします。 動画の内容としては、 「ダウンタウンの松本人志さんが あらゆるお笑いの大会の審査員にいる」 「ほかの業界だったら信じられないくらいの独占状態」 であるという点を指摘し、それは 「松本さ

期待通りにならなくて「がっかり」する人に、成長のチャンスがあります

「期待してる」「信じてる」 という言葉からは、 「強い絆」や「信頼関係」がイメージされます。 では、 ・期待通りにならなかった時 ・信じていたのに裏切られた時 あなたは、 どのような気持ちになりますか? ・期待通りにならなくてがっかりする ・信じていたのに裏切られて腹を立てる こうなってしまう方は、 これらの言葉の使い方を 間違えているかもしれません。 どういうことなのか、 ①「期待する」と ②「信じる」の 2パターンに分けて考えてみましょう。 ①まずは「期待する

「子どもの成功=自分の成功」になっていませんか?

「子どもの成功をひけらかす」 「子どもが成功するために他人を出し抜く」 という人ばかりに囲まれている時期がありました。 私は自慢されることが嫌いです。 自分のことしか考えない人も嫌いです。 だから、そういう人達のことを とても「腹立たしい」と思っていました。 でも、今考えると 腹を立てるということは、 「私も同じ」だった ということになります。 同じ価値観だからこそ、 それを見せつけられて 腹を立てていたのです。 認めたくありませんが、 実は、「私もそれをやりたか

子どもの幸せを願うなら、これを大切にしましょう

子育てを一生懸命するのは、 ・子どもが可愛いから ・子どもに幸せになってもらいたいから という方が多いと思います。 それと同時に、こうも思いませんか? ・子どもが嬉しいと、私も嬉しい ・子どもが悲しいと、私も悲しい 子どもが笑顔になると、私も笑顔になるし、 子どもが辛そうだと、私も辛くなります。 そう考えてみると、 子どもを一生懸命幸せにしようと思うのは、 「私が幸せになるため」なのかも? と思ったりもします。 だとしたら、 逆も然りですよね。 子どもからす