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マロン日記#34【時間はなくともビンタは貰う】ビンタ動画資料44発☆有料☆

食品倉庫のピッキング作業が終わり、夕方のサブスクビンタ開始。
マロンさんはこの後用事があるらしいので、速やかにビンタを頂くことに。

「いくよ。どうやる?」

「一発ずつ」

「右だけ?」

「あ、あれ、さっきのセット(コンビネーション)でいきましょう。セット一発勝負で」

「え~、あれ?」

嫌がりながらも、マロンさんはスタンバイを始める。

「じゃあ、いきま~す」

パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン!

途中で顔を下げると、マロンさんはぐいっと持ち上げて更に続ける。

パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン! パン!

最後に胸ぐらを掴んで一発。

しかし──

「あ、ごめん」

私の身体を前に寄せ過ぎたのか、マロンさんの手はホペタではなく耳辺りにヒットした。

「ミスった!」

パァアン!

そう言うと同時にホペタにジャストミート。

「(次は)一発ずつ」

「一発ずつ? どうやって?」

「いや、普通に。右だけ」

「右だけね」

すりすり、パァン!

「……痛い」

小さく呟くと、マロンさんはニヤニヤしながら聞き返す。

「なに~?」

すりすり、パァン! すりすり、パァン! すりすり、パァン! すりすり、パァン!

かなりの強打だ。

「サンクス」

私は一旦録画を停めて、デジカメを手に取った。

「今度は近くにしよう」

手持ちにして顔に近づけて録画開始。

「一発?」

「うん、一発」

すりすり、パァン!すりすり、パァン!すりすり、パァン!すりすり、パァン!

「ふふっ」

「なぁに?」

「全然痛くねーぜ」

私が煽ると、ホペタをすりすりしながら聞いていたマロンさんは笑いながら、

「うるさい、な!」

パァン!


「車の中だと狭いんだって」

「う~ん」

すりすり、パァン!すりすり、パァン!

「ストップ」

ふぅ……時間がないにも関わらず、こんなにもビンタを張ってくれるマロンさんは本当に心が優しい人だ。

「じゃあ、また明日ね」

「はい、ありがとうございました。じゃあ……」

私は別れ際ビンタを貰うため、マロンさんにホペタを差し出した。

「もぉ~、時間ないって言ってるでしょ?」

「いや、コレを貰わないと帰れないです」

パァン!


「調子に乗るな!」 

いつもより強めの別れ際ビンタを貰って車外へ出た私は、タバコに火を点けマロンを見送った。

明日、そして来週。

サブスクビンタも後、二回か。

続く。

【マロンビンタ資料動画】

2ファイル 35発(左右+右)+ 9発(右)
合計:44発
打ち手の姿 : アリ

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