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日記・エッセイ

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日々の日記、または過去のエッセイ。
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#読書

#16『架空の日常』

 『千葉県立海中高校』という小説を読んだ。『浜村渚の計算ノート』シリーズや『むかしむかしあるところに、死体がありました。』シリーズでお馴染みの、青柳碧人氏の作品である。ネット上でこのタイトルを目にした時に、千葉県民として読まざるを得ない!と思ったのだが、調べた限り新品は出回っておらず、文庫化されたものは改題され『東京湾 海中高校』となっているらしい。どうせなら「千葉県」と付いていた方が良いので、私は長らく状態の良い中古を探し求めていた。そして今月、やっとの思いでゲットしたのだ

#11『広辞苑』

 電子辞書が壊れた。どれだけコンセントに繫いでも、充電されなくなってしまった。高1の時、つまり6年前に買ったものだから当然と言えば当然である。  卒業論文を執筆するためには広辞苑が必要だ。以前、別の辞書に記載されていた内容を引用したところ、こういうのは広辞苑に限る、との指摘を講師から受けてしまった。素人の私には双方の辞書に一体どのような差があるのかはわからないが、こういうのは従うのに限る。  いざ図書館へ。小学生の時にはだだっ広く感じていた地元の図書館も、大人になってから訪