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FC今治 2020新体制発表会・岡田武史会長あいさつ書き起こし

FC今治 2020新体制発表会にて、岡田武史 会長と2020シーズンよりメインスポンサーとなったユニ・チャームのキーマン、石川英二 副社長の登壇を書き起こしました。

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みなさんおはようございます。

(客席を見渡し)

すごい人だなぁ~これは。

僕が2014年に今治に来ました。その当時まだ、なかなかFC今治と言っても認めていただけなくて最初にありがとうサービスの井本さんからFC今治の株を51%いただき、そしてオーナとなって活躍しだしました。

そうですねぇ~、当時こういう日が来るとはなかなか想像がつかなかったんですけど。

あのときにライフネットの出口さんという有名な経営者の方から、「岡田さん大変なことはじめたね」って言われて、「大体ね、こうやって新しく会社はじめて普通90%が5年以内に潰れるんだよ。残りの10%に残るかどうかのチャレンジをはじめたんだよ」って言われて、止めようかなと思ったんですけど。

でも、もう行くしかないと。

その時から僕はともかく5年、どんなことがあっても5年会社を潰さないというつもりで、走りに走ってきました。

そして、昨年の10月に社員だけですけど5周年のパーティができ、ホッとしました。5年なんとか持たしたと。

ホッとした。

そしてJ3に上がった。

すべてがうまくいくと思ったときに、それまで苦しい時からずーーっと支えてくださった、デロイトトーマツコンサルティングさん。

本当に苦しいときも、(FC今治に)そんなに価値がないときも、支えてくださったんですけど、会社の事情で、大人の事情っていいましょうかね、どうしてもサポートできないということになって。

メインスポンサーがなくなった、そして、Jに上がったのに監督がサッカー協会にもどることになった。

えーーーっ大変なことになったと。

必死になって探しました。

でもそんなに簡単にメインのパートナーが決まるわけないです。

どうしよう、もう年が越せないと思っていたときにですね、白馬に乗った騎士が助けに来てくれたんですよ。

お姫様でなくて、僕たちを(笑)。

ホワイトナイト的な存在で助けてくださった企業様があります。

その企業様は、愛媛にゆかりのあるユニ・チャームさんです。

(会場よりどよめきと大きな拍手)

今日、そのユニ・チャームさんの中でも、我々にサポートするかどうかというところでキーマンとなられた、石川副社長に来ていただいております。

石川さん、よろしくお願いいたします。

(ユニ・チャーム石川副社長登壇)

石川:みなさんこんにちは、ユニ・チャームの石川でございます。どうぞよろしくお願いいたします。あの、今日は連れ合いを連れてきました。

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▲右端のキャラクターがムーニーちゃん

岡田:副社長こっちじゃないよ、石川さんこっちですから。これはムーニーちゃんです。ちゃんとユニフォームを着てですね、これ徹夜で作ってもらって、このユニフォームを作っていただきました。

岡田:石川さん、最初におあいしたのが12月…。

石川:そうですね、クリスマスですね。

岡田:そう、僕クリスマスイブを寂しく、まわりは賑わっているのに僕はもうどうしよう、来年どうしよう、これ俺保険金かなんかで、ここに(胸スポンサーの部分を指し)岡田武史って入れるかなとか、いろんなことを考えながら歩いた翌日でしたね、観音寺にお世話になって。

石川:えーまぁ正直申し上げましてあの、お会いする前は、やっぱりお断りしようかなという風に思っていたんですけど(笑)。

岡田さんのですねこの今治への想い、そして愛媛県への想い、日本への想い、これがですね、非常にこの熱意が私に伝わりまして、当社の代表取締役社長の高原の方に、私の方からこれなんとか応援したいんだ。ということで、進言をしまして、今日の運びになったわけでございます。

(大きな拍手)

岡田:いや、25日にですね、石川さんが、おぉ、面白い、やろうって言って頂いて、27日に東京で高原社長にお合いして、「よし、行こう」とこんなことあり得ないんですよ、普通。そこで決めていただいた…なんか決め手というのはやっぱり熱意…。

石川:そうですね、あの、私岡田さんの言葉の中で、これはキーワードなんですけど、スポンサーでなくてパートナーとして、一緒にやってほしいと。まぁ言うような言葉をいただきまして、それがひとつの決定的瞬間でありますし、そしてもうひとつは、ここにおるムーニーが、石川やらんかい!(笑)ということで、決めさせていただきました。

岡田:ユニ・チャームさんはなかなかそういうスポンサーとかあまりやられていないと、ATPのテニスはユニ・チャームカップ松山でやってらっしゃいますけど、我々みたいな小さなところはあんまやっておられないということで、どうしようかなーとホント前の日に考えました。

でも、もう真正面から想いをぶつけるしかないと思って、今、僕の熱意って言っていただいたんですけど。

石川さん実はですね、もう僕じゃこれじゃぁスポンサー見つからないと。社員が岡田にまかせておけないと。社員がみんないきなり動き出して営業じゃないやつまで提案を持っていろんなとこに行って、僕はびっくりして社員がどんどんどんどん成長して一体になっていく。

あれ? これ時々会社って潰れそうになったほうがいいのかな、と。

そのね、うちの社員みんなの熱意が、たぶん石川さんを動かすことになって、そして翌日高原さんが、

「岡田さん、あの石川がやれって言うんだから、これはやるしかないと」

もう石川さんが言っていただかなければ多分、高原さん絶対やってくれない。そういう感じでしたよね。高原さんにかなりプッシュしていただいたんですよね。

石川:いえいえ、当社の企業理念と岡田さんの企業理念が全く一緒でございまして、最初私が話したよりも、高原の方が惚れ込みまして、それが今日の運びになったというのが、実態でございます。

(会場拍手)

岡田:ユニ・チャームさん今、コロナウイルスでマスクが生産大変でお忙しいのに今日来ていただいて(笑)。副社長が生産するわけでないですね。

(ユニ・チャームには)「NOLA&DOLA」というCSRの言葉があって、「すべての人たちを生きがいを持って生きる社会、しあわせな社会を作りたい」ということでやっておられます。

我々の企業理念も、「次世代のためにものの豊かさより心の豊かさを大切にする社会づくりに貢献する」と、本当になんか僕も行く前に、これはひょっとしたらと言うぐらいにマッチしていました。

そういう意味で今日それを刻んだですねペナントを、これも僕らお金ないんで、ユニ・チャームさんに作っていただいたんですけど、持ってきてもらいました。

我々の企業理念と、ユニ・チャームさんの「NOLA&DOLA」の訳なんで、読むと長いんで読まないんですけど(笑)

これを交換させてもらいます。

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(握手をしてフォトセッション)

ということで、ほんとに我々にとってユニ・チャームさん白馬の騎士、次は馬に乗ってきて頂いて(笑)ぜひ。


参考サイト:ユニ・チャーム http://www.unicharm.co.jp/

画像引用:FC今治公式Twitter中継画像より


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