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初めての面接 不安解消できる 簡単な4つのこと ~就職活動のツボ 採用側の視点~

就職活動を進めている学生の方々のカウンセリングをすると、多くの方が「面接は不安だ」と言います。
未経験の場面では、どのように自分をアピールすれば良いのか分からないというのは、誰もが感じることでしょう。
そこで、面接の不安を少しでも軽減するために、企業の面接担当者から得た情報をもとに、特に重要な入室前後に焦点を当て、不安解消のポイントを4つ紹介します。

面接官の期待

あなたが面接に呼ばれたということは、書類審査を通過したということです。あなたの書類でのアピールが企業に届いたのです。
面接担当者は、応募書類から読み取れるイメージ通りの人物かどうかを面接で確認しようとしています。
面接当日、会場で「次の方どうぞ」と声がかかった瞬間から、入室するあなたへの期待が高まります。
「おお、なかなかいい感じの人だな」という印象なら、その後の質疑応答もスムーズによい感じで進められると多くの担当者が言います。

「いい感じ」のきっかけ その1と2

一般的に、人は最初の印象を3秒から30秒で形成すると言われます。ということは、面接官の「いい感じの人だな」のきっかけは、最初の3秒にあるということです。
実際の面接では、「次の方どうぞ」と招かれた瞬間から、まずはノックとともに「失礼します」という挨拶をするのが一般的です。この二つの行動にはおおよそ5秒ほどかかります。
要するに、ノックと「失礼します」までの間に最初の印象が形成されることになります。
面接官にとっての「いい感じ」のきっかけは、ノックと挨拶によって築かれると言えます。耳からの印象が最初の鍵というわけです。

私は、面接セミナーで「机をドアだと思ってノックしてください」と実際にノックをしてもらいます。多くの受講者はこの場面で戸惑うことがほとんどです。
ノックはあまり練習しないかもしれませんが、面接では最初の印象を左右する重要な要素です。
あなたらしいよい印象を与えるノックと「失礼します」という挨拶をしっかりと練習しておいてください。

「いい感じ」のきっかけ その3と4

人は目からの情報を重視する生き物です。
ノックの音と「失礼します」という声で「いい感じ」という印象をもった面接官は、次に目であなたのことを確認しようとします。あなたがドアを開けた瞬間です。
実際の面接セミナーで入室の場面を行うと、多くの人がドアを開ける瞬間に顔を下げがちです。そして、下を向いたまま中に入ってしまう人がほとんどです。
これでは、「自信なさそう」「暗いのかな」とよい印象にはなりません。せっかくノックと挨拶で与えた「いい感じ」がゼロもしくはマイナスになってしまいます。
そこで、「いい感じ」のきっかけ3と4は、「アイコンタクトと会釈」です。ドアを開けたら、面接官のほうを見て、軽く会釈をしましょう。緊張でこわばって、ぎこちない会釈でもかまいません。「ちょっと固いけど、頑張ってるな。いい感じ」という印象になるはずです。

今回は、面接の不安解消のヒントを4つ挙げました。いずれも入室時のポイントです。簡単なことですので、少し練習して意識さえすればだれでもできるはずです。
就職活動、転職活動で面接を控えている方は、ぜひ試してみてください。
では、また!






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