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ある男の子のお話。

会社である男の子と出会った。

男の子と言ったが年齢は30才くらい。

今風の雰囲気。
可愛らしい顔付きの俗に言うイケメン
てゆうやつ。

普通にパッと見たら、
何も過不足なくスッと彼女が出来て
ゴールインしていそうな
いわゆる勝ち組そうな外見と雰囲気。

優しそうで、ふわっとしてて、
可愛らしさも感じるそんな印象だった。

1番最初の第一印象は
とにかく外見だった。

社内では
若い女性スタッフに会うたび

かっこいいですよね〜!
タイプなんです〜!

その話ばかり持ちきりで、
うんざりしていたのを覚えてる。

人はやっぱり外見なんだなと
感じていた。

数ヶ月が過ぎて、
初めてその子と2人きりになった。

何も話すことないな、、困ったなと
思っていた矢先、
相手の口から出たのは
真面目な悩み相談だった。

思わず心の中で

「え?!嘘でしょ」

と大きな声が出る。

なぜならその時、
会社のアフターで
完全オフモードの飲みの席だった。

代行待ちのほんの30分程度だったと思う。

せっかく楽しかったワイワイムードの余韻も
酔ったテンションもガラガラと笑

でも、本人はどうやら本気で
悩んでいたようで。

何かを言えるわけでもなく
話だけを聞いて帰宅。

ここまで来たら、バッドな評価と
思いきや、私にはそれが面白かった。

久しぶりの面白さに思わず
1人で部屋で笑ってしまった。

人との出会いは面白い。

あんなに不自由なさそうな人が
自信がないと言うのだから。

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