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<MBTI比較㉚>ISTPとISTJの違い

 今回はISTPとISTJの違いである。両者共にIS型特有の地味さがあり、そこまで目立つタイプではない。どちらも自分の道を行くタイプだが、N型のように型破りな行動は少なく、どちらかというと社会に与えられた枠の中で平和に暮らすタイプである。

 両者の違いは一般的に思われるP型とJ型の違いが一番わかりやすいかもしれない。それでは両者の違いを見ていこう。

ISTPは不真面目、ISTJはマジメ

 やっぱり最大の特徴はここだろう。ISTPはそこまでマジメなタイプではなく、小中学校では掃除をサボっていることが多い。ES型のように「ウェーイ」ではないが、人が見ていなければサボるという感じである。

 ISTJはかなりマジメだ。人が見ていようと、見ていなかろうと、黙々と掃除を続ける。掃除をサボっている人間を見ると腹が立つし、しばしば注意するだろう。

ISTPは趣味人間、ISTJは仕事人間

 ISTPは趣味に打ち込むタイプが多い。筋トレとか、ツーリングとか、骨董品の収集といったものだ。INTPのような異様な趣味は少なく、一般的に思い浮かべられるような趣味が多い。

 ISTJも趣味がないことはないが、ISTPのように趣味に生きるタイプではないだろう。ISTJはどちらかと言うと仕事の方にフォーカスするタイプであり、仕事後も日常生活で実行すべきタスクで頭がいっぱいだ。ISTJは「やるべきことを着実に実行する」というのが人生そのものである。

ISTPは柔軟、ISTJは強情

 ISTPは柔軟な思考であることが多い。予定変更にストレスを感じにくく、他人の行動にも寛容だ。ただし、長年の慣例やライフステージに関する風習には従う傾向が強い。

 ISTJは一転して柔軟性に欠くことが多い。多様性はあまり認めないし、社会的に「堅い」生き方を志向する。体育会系とか社畜といった概念に比較的順応しやすいタイプだと思う。

まとめ

 IS系列のネタは本当に少ない。ISTPとISTJの差異は一般的に言われているP型とJ型の違い以上のものは少ないだろう。IS系列は良き市民であり、良くも悪しくも常識的なタイプだ。程よく社会に順応し、人並みの願望と幸せの中で生きることが多い。N型のような身の丈に合わない理想を掲げるわけではないのだ。

 ISTPもISTJも非常に数が多いタイプであり、男性の場合は人口の3分の1くらいを占めるだろう。「普通の男」なのだ。したがって彼らは一般的に言われる男性的特徴にも当てはまりやすいと思う。

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