<MBTI>自称進学校適性のある16タイプは?

 ガチトーンの話ではないが、性格タイプと自称進学校適性について考えてみたいと思う。自称進学校というのは県立三番手くらいの公立高校や中堅のスパルタ私立進学校にありがちな、管理教育と権威主義を基本とする進学校のことを指す。

自称進学校が有効なタイプ
ESTP ESFP ISTP ISFP

 この辺りの生徒はあまり勤勉でないことが多いが、一方で比較的素直であり、環境に染まりやすい。従って、管理教育が一番効果を発揮しやすいと思われる。学業に対してそこまで興味はなく、大学以降は勉強しなくなることが多いが、大学受験さえクリアしてしまえば後は問題ないタイプなので、とにかく詰め込んでしまうというのが有効だ。

 SP型は普通の小学校にいる不真面目なタイプだが、意外に軍隊のような場所には適性がある。体育会系との相性の良さが根底にあると思う。社会というのは基本的にS型中心に回っているので、管理教育で非行を防止するというのは一定の合理性があるだろう。公立中の部活も似たような要素があり、彼らは勉強は嫌いでも、部活は異様に熱心なので、充実した学校生活を送れるだろう。

自称進学校に馴染めるタイプ
ESTJ ESFJ ISTJ ISFJ

 自称進学校適性というと、SJ型を思い浮かべる人のほうが多いだろう。確かに、SJ型は自称進学校に難なく馴染めるだろう。ただ、SJ型はもとから真面目なので、わざわざ自称進学校に行かなくても問題なく学業を進めることができると思う。

 個人的な考えなのだが、管理教育と社会人での管理社会は少し性質が違う。管理教育はせいぜい3年か6年といった期間なので、暫定的なものだ。その数年さえ乗り切ってしまえば後は自由に暮らして良い。ところが職場の場合は下手すると半世紀近く在籍することになるため、居心地の良さというものを追求せざるを得なくなってくる。こうなると、サラリーマン適性はSJ型の方が高いだろう。

自称進学校にストレスを貯めるタイプ
ENFJ ENTJ INTJ INFJ ENFP INFP

 N型の人間は基本的に管理教育との相性が良くない。頭ごなしの押し付けに感じるし、彼らの興味を満たすことも難しいと思う。

 NF型に顕著だが、彼らはこうした押しつけ自体が価値観に反するようだ。人間の個性を踏みにじられているように感じるのである。INFJなんかは黙っっていても凄まじい怒りを溜め込んでいるケースがある。

 N型の人間の中に一定数、学校の先生が嫌いという人がいる。おそらく、管理教育が厳しい学校に在籍していたのではないかと思う。ルールが厳しく、押し付けがましく、しかも授業はつまらないという最悪の環境だ。

自称進学校に行ってはいけないタイプ
ENTP INTP

 自称進学校に行ってはいけない人種はENTPとINTPだ。理由は簡単で、彼らは自称進学校に行くと学力が下がる危険性があるからだ。NTPはもとから知的好奇心で突っ走るタイプで、自称進学校の大量の宿題は嫌いであることが多い。独自路線で知識を詰め込むタイプである。進学塾の場合は講師自体がNTP型であることもあって、こうした生徒を飽きさせないことが多いのだが、自称進学校にそんな芸当は無理だ。NTPの場合は自称進学校に行ってもストレスが激しいどころか、勉強が嫌いになってしまうリスクが大きい。

まとめ

 N型の人間は基本自称進学校が嫌いだと思う。そもそもこの用語自体が自称進学校を嫌いもしくはバカにしているN型が作った用語だ。しばしばP型は不真面目というイメージがあるが、SP型はむしろ管理教育が有効な側であることが多い。現に体育会系や軍隊式に関しては恐ろしいほどに適性がある。自称進学校がダメなのはP型ではなく、N型だと思う。N型は元々自分で考えて工夫していくタイプであり、知的好奇心も強いことが多い。自称進学校のノリとは全く噛み合わないだろう。こうした生徒は自由な校風の名門校に行くのがベストである。特にNTP型の場合は普通の公立中学に行っても内申点が取れないし、能力も伸ばせないので、中高一貫校に行ったほうが良いと思う。

 もっとも、会社員になってしまえば基本的に自称進学校と似たような生活をすることになる。従って、自称進学校適性は人生のどこかの段階で身に付いけておいたほうが良いのかもしれない。

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