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INFPとINFJの見た目はぜんぜん違う!両タイプの見分け方について解説する

 今回はINFPとINFJの見分け方について考えていこうと思う。INFPとINFJは同じくINFを共有する者として、似たような悩みを抱えやすい。ひたすら人間の価値観に思いを馳せたり、人生のあり方について悩んだり、他人の顔色を伺って無駄に消耗したり、といった具合だ。

 しかし、それはあくまで両者の内面を見た場合だ。INFPとINFJを実社会で見た時は、ほぼミスタイプすることはないだろう。INTJとINTPの違いよりもわかりやすいと思う。

違い① 自分の好きな話をするか

 これがINFPとINFJの大きな違いである。INFPは最初はとっつきにくいが、仲良くなると自分の話をしてくれることが多い。今こう考えているとか、こういう趣味にハマっている、といったことだ。INTPと話題がそこまで変わらないことも多い。INFPは人生の話ばかりしているように思えるが、実際はそんなことはなく、あれこれと新しい趣味に挑戦したり、友達と徹夜で遊んだりと忙しそうだ。実社会で仲良くなったINFPの顔を思い浮かべてみると、「あいつ〇〇に関して詳しいよなあ」とすぐに浮かんでくるはずだ。

 ところがINFJはそうでもない。INFJの人間は一見気さくに見えるが、自分の話を本当にしない。弱音も吐かないし、他人についてどう思っているかも言わない。優しくていい人という雰囲気こそあるが、その奥に隠された心理には到達できない。これは同僚の間柄はもちろん、友人関係ですらそうだ。INFJの人は「〇〇オタク」という雰囲気はあまりなく、仕事の話や日常生活の話、それに加えて多少の流行り物のトピック辺りが多い。INFJはINFPというよりもISFJとの見分けが難しいことが多い。

 違いとして、INFPは職場の間合いではディスコミュニケーションだが、友達になるといろんな面白い話をしてくれる。INFJは職場の間合いでは話しやすいが、本当の意味で内面を引き出すのは困難だ。家族でも無理かもしれない。近づきにくいが一線を越えると仲良くなりやすいINFPと、近づきやすいが本当の意味では近づけないINFJだと思って良い。

違い② 人前でふざけるか

 これまた大きな違いである。INFPはユーモラスな側面があり、長期で観察していると、何かしらの点でふざけている時がある。普段は真面目な顔をしていても、時たま素の状態が顔を見せると、ヘンテコなコスプレをしたり、不謹慎な冗談を言ったりという様子が観測できる。

 ところが、INFJにはこうした側面をほとんど見ることができない。趣味の活動に打ち込む人間は多いかもしれないが、人前でふざけた言動・行動を取っている人間はほとんど見たことがない。せいぜい、小学生の頃に悪ガキについて一緒に怒られていた程度だ。職場の机に変わったキャラクターのグッズを置いていることはあるだろうが、その域を超えて「面白い人」と思われることはまずない。

違い③ 頑張らないか、頑張りすぎるか

 社会人になるとINFPの本心を引き出すのは一気に難しくなるのだが、その一員となるのがINFPの個人主義とサボりぐせだ。こういうと少し辛辣になってしまうかもしれない。INFPは自分の内面の幸福感に興味があるので、社会的成功や義務にあまり興味がない。従って、職場では基本的に脱力系だ。面倒な仕事は適当に聞き流せば良いと思っているだろう。そのため、INFPはあまり職場で積極的なタイプではない。最もある程度仲良くなると、色々と自分の話をしてくれるので、「INFPなんだな」と確認することができる。ただ、上司や利害関係者にはあまり自分の内面を知られたくないので、本心を見せることは少ない。

 INFJの場合は全く振る舞いが異なる。INFJは基本的に頑張り屋だ。小学校や中学校の段階ですらそうなのだから、ましてや職場ではかなり頑張る方だろう。周囲を失望させないように、人に気を遣いながら、結果を出そうとする。そのため、INFJはしばしば悩みを抱え込んで潰れるリスクが出てくる。疲れてイライラしてそうな時に、愚痴が出てくるのはINFP、「大丈夫だから」と相手を遠ざけようとするのがINFJだ。

 要するに、INFPにとって仕事は面倒なものなのだが、INFJにとっては自分の価値を証明する場だということだ。従って、辞職を見据える段階まで至ると、先程とは逆になる。INFPは会社への興味を失って人と話さなくなるのに対し、INFJは「裏切られた」等、会社への不信感を露わにすることが多い。

違い④ ペルソナを外すか

 これも大きな違いである。INFPもINFJもそのままの状態では社会参加が難しいので、何かしらのペルソナを被っていることが多い。何も被っていない人物も見たことがあるが、だいたいがアスペルガーだった。

 INFPは平均して2〜3枚のペルソナを持っていることが多く、それらをTPOに応じて使い分けている。INFPの特徴はしばしばペルソナを脱いだり外したりすることだ。しばしばペルソナを付けていない姿も見せてくれる。中にはペルソナを付けているが、顔の中心からズレていて、中身が見えている滑稽な人もいる(悪い意味ではない)。

 INFJもおそらくは2〜3枚のペルソナを持っていると思われる。なぜ「思われる」かというと、彼らが決してそのペルソナを人前で外さないからだ。親友レベルになればその下の姿を見ることができるが、それでも最下層ではない。本当の核は厳重に秘匿されたままだ。本人もペルソナを外せないのだろう。このあたりがP型とJ型の違いだと思う。

まとめ

 今回はINFPとINFJの見分け方について考えてみた。一番実践的なのはこのあたりの特徴だろう。INFJは自己表現が少なく、INFPは時折自己表現をしてくれる。ここが本当に違う。INFPはINFJのようなキャラを作っていても、しばしばペルソナを脱いで子供のように無邪気な本性を露わにする。

 ただ、両者はそもそもあまりミスタイプが無い気もする。INFPのミスタイプはENFPとかISFPだろうし、INFJのミスタイプは大抵がISFJかISTJ、たまにINTJだ。見た目からして違っていると思うのは私だけだろうか。

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