【書評】エッセンシャル思考②

判断力・冷静さを高い状態で維持することは極めて難しいことだが、本書を読んでいて重要な人間としてのスキルだと実感させられる。

私は余裕がないときに冷静な判断ができていないことが多い。特に態度に出てしまったときは最悪だと分かってはいるが、今でも良くない対応をして猛省することがある。自分の集中モードに入っている時に、対話に切り換える力が圧倒的に弱い…。また、睡眠不足の時、疲れている時は判断力の鈍りを痛感する。職場や家族とのコミュニケーションで上手くいかなかったときはたいてい疲れて頭が回っていないときだ。反対に誰かに理不尽なことを言われたり、感情的に何かを言われたりしたときは、相手の心に余裕が無いのだと理解できるようにはなった。(そういう場面に出くわしても、他人の課題と捉えて割り切れるようになったという点では成長しているかも。)

車を長時間運転していて、道に迷ったときも、どこかに一時停車して調べれば良いのに、きっと分かる場所や目的地に着くだろうと考えて走り続けてしまう。「この道では辿り着けないかも…?」と思いつつ、サンクコストバイアスがかかって、引き返すことができない。最初から冷静な判断ができれば、余計な時間とエネルギーを使わずに済んだのにと思ったことも多々ある。

「見極める技術」「捨てる技術」と題したこれらの章を読み返し、まだまだ自分には足りない部分があると痛感した。これからのアクションプランとして、「いつでも心に余裕を持つこと」を実践したい。心に余裕がないと自覚したら、コーヒーでも飲んで一息つこう。一度作業を止めて冷静になろう。あとはしっかり寝ること。ハードなトレーニングをしている私にとっては、7~8時間の睡眠が生命線なので、睡眠時間だけは削らないようにしたい。

やはり私にとって素晴らしい本なので、続きをまた書いていきたい。
noteでアウトプットを意識すると、読むだけより自分の中に定着する感覚があって、学びの質が高くてすごく良い!

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