【書評】エッセンシャル思考①

読書習慣が復活し、思考の整理とアウトプットがしたいと考え、しばらくの間、「書評」と題して本の内容について書いてみようと思う。「書評」とは言ったものの、今回の「エッセンシャル思考」は読み直し本であり、初めて読んだ時に受けた影響などを振り返りながら整理してみる。

なお、私にとってこの本は行動や習慣に影響を与えたNo.1の本と言っても過言ではない。なぜなら、元々の私はエッセンシャル思考とは真逆の非エッセンシャル思考の人間だったからだ。特に社会人になり初めの頃は、「すべての仕事を全力でやらなければならない」と思い込んでいた。平日は朝8時には出勤し、退勤は平均21時頃だった。休日もほとんど職場に行き、何かしら仕事をしていた。今思えば、何をそこまでやる必要があったのだろうかと思うのだが、当時は「未熟な自分はやらなければならない」と思い込んでいたのだと思う。(独身で仕事以外することがなかったというのもあるが…)

初めてこの本を読んだときは衝撃しかなかった。そもそも何かに集中しようと思ったら、何かを手放さねばならない。私は与えられた仕事や役割をすべて100%でやりきろうとしていた。また、忙しくても断るということができなかった。周囲の期待に応えなければならないという想いも強くあった。

「トレードオフ」という言葉は自分の中に最も強く刻まれた言葉だ。年数を重ねて、仕事が膨らむ一方だったとき、仕事の切り捨てができるようになった。また、「これはやるが、これはできない」と判断ができるようになった。最近でも口癖のように使っている。(ビジネス系を学習する学生は、専門用語として学んでいるようだ。すばらしいことだと思う。)

仕事を続けながら、テックキャンプを受講すると決めたときは勇気が必要だったが、開始するタイミングを見定めて、学習時間を十分に確保することができた。これは家族の協力があってこそだったが、有休を使える時は使い倒し、空き時間をプログラミング学習に全振りした。社会人になって、仕事以外でこれだけ何かに熱中することは初めてだった。燃える半年間を過ごした。

まだまだ書けそうなので、続きを明日書いてみたいと思う。(書評というより、人生の振り返りになったな…。)

また、noteを書くにあたって、本から得たことをメモ書きしておき、そこから文章を整理してみた。思い付きで書いていた内容から、少しまとまってきた気がするので、こちらも継続していきたい。

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