【書評】杉山式スポーツ子育て
新たに1冊読み終えたので、感想等書いていきたいと思う。
まず、読んでから知ったのだが、この杉山式の杉山さんは、プロテニスプレイヤーだった杉山愛さんのお母さんである。愛さんが成長する過程や挫折経験など、実際のストーリーが詳しく書かれており、2人の子を持つ私としても、心打たれる部分がいくつかあった。愛さんの活躍は、親子2人3脚で成し遂げることができたものだと知って感動した。
杉山さんはテニスの指導者をしていたものの、最初から愛さんをプロテニスプレイヤーに育てたかった訳ではなかったようだ。幼少期は様々なスポーツや習い事を経験させる中で、結果としてテニスに夢中になっていったようである。妹の舞さんは、テニスの道とは全く異なり、ヘアアクセサリーの製作の仕事に携わっているとのことだ。
5歳までで体性神経系(知覚神経と運動神経)の発達がある程度終えるとのことだが、早くから特定のスポーツに特化すべきということではなく、遊びや様々な運動から感覚を養うことができればよいということだ。愛さんもいくつかの習い事を経験し、だんだんとテニスが週4~5の頻度で練習するようになったそうだ。
私は「RANGE 知識の「幅」が最強の武器になる」という書籍にも、多くのスポーツ選手が、様々なスポーツ経験が主たる競技の結果につながったと書かれていたことを思い出した。
まだ私の子どもは何か習い事をしているわけではないが、子どもがやりたいと思ったことを積極的にやらせていきたいと思った。この本を読むくらいなので、できれば何かスポーツに打ち込んでほしいが、今のところ息子は走るのはあまり好きではないようだ。(パパが走る時は、笛を吹いたら走ってね。自分は走らないけど…と言われた。)何かやりたいと言ってくれたらすかさずやり始めるくらいの気持ちではいる。色々なことにチャレンジして、結果的に何かを突き詰められる人間になっていけば理想である。
私のアクションプランとして、これからも陸上競技に取り組む私の姿勢を、子ども達に見せていきたいと思った。30過ぎた大人が、夢中になっている姿を自信を持って見せていこうと思えた。
そして、子どもたちが何かスポーツをし始めたら、その応援・サポートをし、スポーツを通して成長する姿を見届けていきたいと思った。私が引退しても、子ども達がきっとスポーツで成長し、楽しませてくれることを期待している。
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