ヤングケアラーの現実と未来 : 新政策の可能性と課題
こんばんは。
今日は介護体験記ではなく、
少し前にSNSなどで話題に上がった
ヤングケアラーへの政府の施策
について投稿したいと思います。
ヤングケアラーとは
まず、ヤングケアラーとは何か。
こども家庭庁によれば以下のような定義です。
ちなみにperplexityで検索してみると、以下の通りです。
以上のようにヤングケアラーとは、
かなりハードな環境に置かれつつも世間から支援の手が届かない透明な存在になってしまってもいることが分かると思います。
ヤングケアラーという言葉自体を聞いたことがない人もいるかもしれないですが、近年ヤングケアラー問題は特に緊迫しているものとしてようやく認識されて
政府も支援に乗り出しています。
そう。今回はその政府のヤングケアラーへの支援についてお話ししたいと思っています。
2024年ヤングケアラー政策
まずはこちらの記事から。
このように、政府は2024年度からヤングケアラー政策に向けて資金をより多く分配し始めました。
この背景はあくまで私の憶測でありますが、
高齢化や晩婚化による家族内の介護の必要性の増加や
核家族化なのが原因であるのではないかと思います。
ともかくこのニュースを受けて私は、
少しでも私のように1人で悩む学生や小さな子供が減るのではないかと思っていました。
では、政府の資金はどのようにヤングケアラー政策に
用いられたのでしょうか?
以下紹介していきます。
ヤングケアラーキャンプ
まず目についた政策例は、ヤングケアラーキャンプです。
この政策はかなり賛否両論あり注目されたものであり、
知っている人も多いと思います。
以下の記事も、キャンプの賛否について語っています。
単刀直入にいうと、私はこのキャンプに対して否定派です。
なぜかと言うと、そもそものヤングケアラーが直面している問題から目を逸らしていると感じるためです。
そしてなぜ目を逸らしていると感じるのか自分なりに考えて、以下に箇条書きしてみました。
以上の通りです。
また、3点目について特に言及すると
私の場合は出掛ける時などは自分が在宅でない間の家族の食事の準備をあらかじめしておかなければならないため負担が大きい。また、「自分がいない間家族は大丈夫だろうか…?」という心理的負担も大きい。
なのでキャンプについてはただその場限りの現実逃避をさせて、ヤングケアラーにそのキャンプの前後に皺寄せの処理をさせているに過ぎないとすら考えています。
ヤングケアラー啓蒙
次に目についた政策例は、ヤングケアラー啓蒙です、
しかしそのヤングケアラー啓蒙への施策として行われているのがポスターの作成配布です。
ある程度意義があることではあるが、
拡大された予算を使ってまですることであろうか?
と私は考えました。
ヤングケアラー注目度への期待
ここまでヤングケアラー政策へ色々と側から文句を言ってしまいましたが、もちろん他にもたくさん有用な政策を行ってい自治体はあります。
相談窓口を設けたり、各組織の連携を強めたりして
ヤングケアラーへのサポート体制を整えています。
そのため私が今回述べたことはある種一部への難癖にしか過ぎないかもしれないとおもいます、
ともあれ全ての追加予算が有用に使われてほしい、という気持ちもあります。
しかしながらそうやって注目度があがり政策もどんなものでもあっても増えていくことでヤングケアラーの存在が明るみになり周囲の助けが届きやすい環境になるでともおもいます。
そのため結局は
全ての政策が行われること自体に意味がある
のかもしれない、という考えに辿り着きました。
終わりに
ヤングケアラーへの政策について今回綴りましたが、
これは他人事ではないのかもしれないため
各々が認知度をあげていき備えていくことが
(残念ながら)必要となるでしょう。
と言うのも、先に述べた通り高齢化・晩婚化・核家族化などにより頼れる人がいなくなる人が増えていくだろうからです。
そのため、特に若い人は自分の家族の介護など考えもしないかもしれないですが
いつかは訪れるものに早めに備えていくことをお勧ます。
ちなみに"どう備えるんだ…?"と思うかもしれませんが、
私がやっておけばよかったと後悔しているのは
以下の点の確認です。
これらの内容は話し合ってそうなものですが、
家族同士でも意外と知らない情報もあるのでは…?と
思いますので、ぜひ一度共有してみてはいかがでしょうか。
ということで、少し長くなりましたが
ヤングケアラー政策について話してみました。
よかったらヤングケアラー、調べてみてください。