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嘆きの中に留まることの意味

先日、バディとNVCの講座のワークの練習をしていた時のこと

講座の最後のテーマが「嘆くこと」だった
最後の回に仕事が重なって参加ができず
なんだか尻切れ蜻蛉のような状態な時、ちょうどバディとの練習ができてやっと完了した感覚を味わっていた

バディでは、
今ここで起きた仕事でのちょっとした嘆きを題材にしてみた

不安や心配、焦りや苛立ち またその反面、ほっとした感覚やそう思っている自分を責めている感情が湧き上がっていた

そのひとつひとつをいつもならニーズで包み込み自分自身を労い、慈しむところを敢えてその感情と共にいること・嘆きと共に佇むことを味わっていた

そこから生まれてくる何とも言えない暖かなエネルギーと穏やかさが立ち込めて来た

普段見たくない負の感情、逃げ出したくなるような苦しみを抱きしめた時、見過ごしてしまっていた自分自身の一部と出会った感覚とその自分を受け入れてあげることでの自分自身を受容していく過程が愛しく感じられた

ヨラムは失恋の際、3〜4日その嘆きと共にいることでそこから立ち直ることができたと資料に書いてあった

私だったら失恋からはとてもそんなに早くは抜け出せないと反応したけれど
バディが、その嘆きと共にいることでワークを終了する選択をした時にあることを思い出していた

私は8年間うつと共にいた

その間の多くの時間を嘆き・もがき苦しんでいた

身体中を掻きむしりたいような衝動や自分自身を傷つけ沢山の傷を作った

あの時のあの時間はずっと嘆きと共にいた

とっても長い時間そこに留まって嫌というほど味わった

その時にはこんなブレイクスルーはなかったように思うけれど
今こうしてうつから卒業しているのは
その過程がとても重要だったからこそだとその当時の自分自身を振り返った

NVCを学んでいると
マイナスの感情を感じるとすぐさまニーズと繋がってニーズを味わうことをする

もちろんとても大事なプロセスなのだけど

そこに留まることでさらに深い自分とつながり

よりコアなニーズにつながることで自分自身で蓋をしていた自分に出会えることを学ぶ機会となった

自分自身とゆっくりと時間をかけてつながるスペースを大切に過ごしていきたい





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