ルチアがルチアとして生まれ変わる瞬間〜死の淵から自分を取り戻すまでのライフストーリー21〜
第21話 デイリーワークブックの日課
コネプラを受講してから、長期講座に入るまでの間あることを日課としていた。
『デイリーワークブック』
このノートは、コネプラ(コネクションプラクティス)もワークを使って自分自身でワークをしていくために作られたノートで、日々の生活にコネプラを実践するための練習、プラクティスするのにとても便利なノートだ。90回分書けるように様になっていて使い方などが丁寧に書かれている。
コネプラを受講した当初は、最も体調が悪い時と言ってもいいくらい酷かった。自傷行為を繰り返し、救急病院へ行くこともあった時期だった。布団は常に敷きっぱなしで、少し家事をしては、布団に入るを繰り返していた。眠っても悪夢でよく眠れず日中ぼーっとしていた。
そんな中、起き上がっては、課題に取り組み、辛くなって横になる。気を取り直しては続きを書く・・・。そんなふうにして時間をかけて取り組んでいたことを思い出す。(本来は、15分ほどでできるワークです。)
中を読み返すと、自分自身の内面の課題が多いことに気づく。
そこには、些細なことで不安や緊張になり混乱している様子が震える文字から伺えた。そこのページの洞察には、「不安定な私も私。ありのままを受け入れる」と書いてあった。
今の私が一番大切にしなければならない仕事に対しての洞察は「コネプラ」だった・・・
その頃は、パッチワークなどの手芸で小物やドールを製作することや化粧品や日用品の販売の仕事で所長になることが目標だった。それなのに、ハートは「コネプラ」と答えた。
そして今、私はそのコネプラを伝える人「ラスール」となっている。
その事実に自分が一番驚いている。
中には、自傷行為で出血が止まらず、救急病院へ行くか迷った時も、自己共感して洞察を得ていたことだ。そして、落ち着いて夫が帰ってくるまでにお風呂に入って、次の日のお米を研いでいたことも書かれていた。
夫に話すことが出来ずに葛藤していたのだろう・・・
洞察は、「甘えたらいいじゃん」と書いてあった。
このノートから、自分を大事に出来なかった当時の私に「自分を大事にすること。」「ありのままを受け入れること」「頑張っている自分を褒めてあげること」を学んでいたことが伝わってきた。
コネプラの2つの要素のうちの1つNVCでは、「何はなくとも自己共感」と言われている。自己共感に3年とも。このノートでは、ほとんどが自己共感までで終わっていた。そして、内面の課題が多い。薬を7種類服用して意識もぼんやりとしていた当時の私は、その作業(自己共感)をもがき苦しみながら、藁をもすがる気持ちでやり続けていたことが伝わってきて、ここまでして頑張っていた自分に驚きと感動が湧いてきた。
「頑張ったね、私。」そう当時の自分を労ってあげたい。
そのノートが2018年の10月で終わっていた。
長期講座が始まるからだった。
その日からは、また別の課題を毎日始めたからだった。それが、ホメホメクラブだ。
①その日よかったこと
②気づいたこと
③自分を褒められること
④なりたい自分になるためにしたこと
今現在、バージョンアップしたホメホメクラブを私は、別の長期講座でほぼ毎日書いている。
毎日続けること。やり続けることがいかに大事なことなのか。4年前の自分が教えてくれていた。
あの時、クリニックの委員長先生に「自分で治すんだよ」と言われたことをその先生と出会う前から実践していた結果が今の自分につながっていること。
人生で大きな障害にぶつかった時こそ、学びが深いこと。それが今に息づいていることを全身で味わいながら、この年齢になってから出ないと学べないことを今学んでいることを実感している。
次回へ続く
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