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ありのままを生きること〜ルチアのラスール物語〜

11話 ルチア、ラスールを目指す

2020年1月、医師からうつからの卒業を言い渡された。

そこから時は半年ほど遡る。

7月7日に京都でコネプラシンポジウムが開催された。

その日私は、人生初の一人旅を体験していた。

早くに結婚して子供も授かり、家族を置いて泊まりがけで出かけることなど考えたこともなかった。

そんな私が、ちょっとした勘違いから・・・

そうだ!京都へ行こう!

と自分の殻を破った第一歩の旅だった。

そのシンポジウムで実は、今、共に学び、伝えている沢山の仲間たちと出会っていた。その当時は、お互い気づいていなかったけれど・・・

シンポジウムで、参加者全員でハート/脳洞察を体験した時のことだった。

それぞれ、ハートに聞いてみたいことを聞いてみた。

私は、今まで長期講座で魂の願いにつながり、

本当にやりたい仕事は、

「自分のようにうつや心の痛みで苦しんでいる人に寄り添うこと」

だった。

そのために、まず何をしたらいいのか?

についてハートに聞いてみた。

そこで出たのは、

「はじめに、ラスールありき」

だった。

はじめに・・・

はじめにしては、ハードル高いなあ・・・

それが、第一声(心の叫び)だった。

とはいえ、その1年は、「自分自身を癒す」ことにコミットすると決めていた。
その後、始まった長期講座の仲間は、次々とラスール認定コースへのエントリーをしていく中、若干の焦りがあったことは否めない。

仲間同士の会話の中で、コネプラの学びや認定コースに向けての話題が上がることが常で、

その度に

「今年は、自分自身を癒すこと」

「自分自身を癒すことがでできない人間が人を癒すことはできない」

そう言い聞かせていた。

そんな時間を経て、ようやくラスール認定へのエントリーを決めた。

コネプラと出会ってから、3年近く経っていた。

2019年は自分自身を癒す

2020年はラスールを目指してコミットする

認定コースは2021年1月

ようやく、そこにコミットできる。やっとスタートラインに立てる。

じわじわとコロナの波が日本列島に押し寄せてこようとしている3月のことだった。

その時は、これから起きる様々な出来事を予測することなどする由もなく、本当にやりたいことができる喜びを噛み締めていた。

                次回へつづく


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