見出し画像

自分でも良くないとはわかっているけれど

春、とてもいい季節になった。
書類の整理をしていたら、雇用保険の番号が複数あることに気づいた話を書こうと思っていた。
その前に書きたいことができた。

退職代行サービスを使った話。

今話題(?)のこれ。
実は使うのは2回目(大きな声では言えない)
気になっている方もいるかもしれない。
おすすめとは言いづらいサービスだけれど、こんな方法もあるという選択肢の一つとしてお伝えできれば。
心を病んだり、消えてしまうことを選ぶ前に。

結論として、使うのはありだと私は思う。

代行にお願いして辞めようと思うぐらい、メンタルや体調が良くない状態なのではないだろうか。
そんな中、退職したい旨を上司に伝えて、期日まで仕事をする気力があればそもそもこの記事にたどり着いていないと思う。
自分の状況を上司や派遣の担当営業に話すのって結構エネルギーを使う。
どう伝えるか、理解を得られるか、叱られるのではないか、引き止められるかも…様々なパターンが頭をよぎる。
私の場合、体調不良で休みたいと連絡したところ「またですか、こないだも休みましたよね!?」という言葉が辞めようと決めるに至ったきっかけだった。
シフトに穴をあけるのはよくないことなので、この方がどうとかいうつもりはない(そこまで感情的にならなくても…とは思った。ごめんなさい)
休まずお仕事している方々、本当に尊敬。

ここからは私の実体験になる。
なお、良くない社会人の見本のような話なので、こんな人もいるんだな程度に眺めてもらいたい。
※手続きの手順などは私が利用した会社の場合になる

某日の深夜。
退職代行サービスに相談のLINEを送る(深夜に仕事のことを考えるのはよくない。判断が鈍る気がする)
雇用形態、名前、いつ辞めたいかなどを聞かれる。
相談できますと記載があるものの、だいたい「質問などありますか?」という形でトークが始まるので質疑応答に近いかもしれない。
利用すると決めたら支払いを済ませる(会社によって支払い方法は違う。もちろん料金も)
確認後、ヒヤリングシートのようなものを書く。
退職理由、貸与物の有無、私物をどうするか(着払いor処分希望など)、会社の電話番号etc.
記入漏れなどなければ、退職届などを作成して郵送する。私が利用した会社ではテンプレがあったためサクッと作成できた。
レターパックプラスに入れて投函後、郵送したことを報告。
ここまできて希望日に退職の電話をしてくれる。連絡したその日でも大丈夫みたい(私は深夜に依頼したことしかないので、即日対応していただいた)
今から会社に電話しますと事前に連絡。

(参考にならない)困ったことなど
①辞めたくなる人が続出するシーズンの依頼だったためか、退職の連絡をしてもらうまでに時間がかかった(今回は7時前に利用手続きが完了し、実際の退職電話は15時前だった)
これについては対応しなくて大丈夫とのことで、会社から複数回着信があったが申し訳なく思いつつ出なかった。こういった電話が嫌な場合は、欠勤の連絡をしておくといいとだいたい記載がある。私の場合は勤怠連絡は電話のみだったのでしなかった。
出勤時間に合わせて電話をしてくれるところではなかったので、無断欠勤扱いで緊急連絡先に電話が行ってしまった。大変申し訳ない。

②担当者とのやりとりはAIと話してる感じに近い。というかテンプレートの文章が送られてくる対応がメインだと思う。心に余裕がないときは、冷たく感じるかもしれない。
事務的な話がほとんど。退職を希望する理由なども詳細に話さなくてOKなので「大変でしたね」「不安でしたね」といった共感の言葉はないと思ったほうがいい。
なぜこんなことを書いたかというと、私自身が「優しい言葉」をかけてもらえると無意識に思っていたから。
カウンセリングとは違うからね…
退職を咎めるようなことや、責めるようなことは言われない。

③退職届を郵送しても、会社独自書類に記入捺印が必要だからと来社を迫られる。
手続きだからと言われると行かないわけにはいかない。しかも着払いだとしても郵送不可といってくる。そんなことある?行ったら嫌味言うんでしょ?(言われても何も言えないが)
この辺も交渉してくれるかと思ったら「来社して手続きしたほうがスムーズに退職できる」と言われて終わり。それか郵送対応してもらえるよう書面でお願いしてみては?とのこと。ちょっと期待しすぎたようだ…
(退職代行を使ってでも会社と関わりたくないと思っていることはあまり伝わらないようだ。しかし、こちらが強引な方法で退職しようとしているので強く言えない。会社としても手順を踏んでほしいと思うだろう)

④お金を払って辞めるのって本末転倒だなと自己嫌悪に陥る。決して安いわけではないから。
これはもう自分のせいなので文句など言えない。稼ぐために就職したのに、下手したらマイナス収支。支払い方法は選べるのがせめてもの救いかもしれない。

自分の記録用も含めつつ書いたので、詰め込みすぎた記事になってしまった。
世間的には「退職代行を使って辞めるなんて!」って思う人も多いだろう。
使われた会社のことを考えればね、円満退社がいいに決まっている。
使わないに越したことはないし、転職だってしなくて済むほうが絶対いい。

でもね、自暴自棄になったりうまくできない自分に絶望してこの世から消えることを選ぶ前に会社から逃げることもありだと思う。
会社は人生までは面倒見てくれない。
会社に相談して数日休養する、休職するという方法もある。辞めることが全てでもない。
自分に合った方法が見つかれば、道がひらけるかもしれない。
甘い考えかもしれないが、私はそう考えている。

個人的にはバックレたり無断欠勤の末の終了よりかはマシだと思いたい。
退職代行に頼めば会社と連絡を取ることなく(強引ではあるが)辞めることができるから。あくまでも選択肢の一つとして、退職代行サービスがあることを知っていればもしかしたら役立つ日がくるかもしれない。

私にはこういった仕事に関する失敗(?)がたくさんある。
私の経験が誰かの役に立つといったらおこがましいが、何かの参考になればと思って書いてみた。
後日談があればまた書くかもしれない…


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?