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お弁当  の思い出

子供の頃はお弁当といえば、遠足か運動会で作ってもらうものだったので、弁当のお昼が嬉しくて。

母は必ず、「お弁当に何を入れて欲しい?」と聞いてくる。普段の弁当はおにぎり🍙だったけれど、遠足と運動会のハレの日は稲荷寿司か海苔巻き、をお願いして、オカズは豚肉?牛肉?を甘辛く煮詰めたもの(佃煮)をリクエストしていた。
 母の弁当は割と彩りに気を使っていて、黄色い卵焼き、唐揚げ、佃煮、緑色の野菜など、ピンクの魚肉ソーセージ、ミックスベジタブルで一気に3色、と見た目華やかにしてあった。卵焼きはこれ以上は砂糖がとけませんよ、というくらい甘く、ミックスベジタブルはあまり味がなくにんじんは美味しくない。緑色を入れるために炒めたピーマンは炒め過ぎていて苦くなっていて、ご飯は箸が折れるくらいギチギチに詰めてあった。(実際にプラスチックの箸が2回くらい折れた)
 献立を考えるのも、料理も得意ではなかったのだと思う。
 けれどどんなに仕事で疲れていても、前の晩寝るのが遅くても、遠足や運動会の日は朝早く起きて、子供のリクエストに応じたお弁当を作ってくれていたので、それは感謝しているし、尊敬もしていて、自分も寝ていなくても運動会の弁当は頑張って作った。(仕事で徹夜とかある仕事だったので)不整脈起こしながら、弁当を作っていると、母も、仕事で本当に大変だっただろうによくやってたなぁーと、
母の当時の気持ちもこんな気持ち(子供のためにならあたしゃ、がんばるよ!)だったのだろうか、と思ったりした(*´ω`*)

さて子育ても終わって
自分のバイト行く時の弁当であるが、たくさん食べる必要もないし、時間もないので、たいていおにぎり一個、であった。(海苔無し)
おにぎりにしてる時はまだいい方で、もっと時間がない時は小さめのタッパに
サランラップを敷き、ご飯を入れ、梅干し、ふりかけかけて終わり、である。
それが周りの人がみんな同じような弁当?で
握ってないけれど、おにぎりと同じ材料で作ってある!これでいいんだ!と開き直り?
若い女の子の弁当も、中くらいのタッパーにご飯が詰めてあり、大きい柔らかい梅干しが3個乗っている。
 たしかにおにぎりと同じ食材なのだし、おにぎりと同じだ!と言えばそうかもだけど、握ってないだけでこんなに手抜きに見えるものなのだなぁーと感心?したのだった。

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