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京都ライター塾 受講レポ【vol.3】

現役フリーライターとして活躍している江角悠子さん主宰の京都ライター塾。早くも第3回目の講義となりました。今回のテーマは、「企画の立て方」。ライターとして、仕事をしていくために必要不可欠なこの技術。たっぷり学んだので、自分なりに感じたことや気づいたことを書いていきます。


原稿の添削

京都ライター塾では、受講後に次回までの宿題が出る。今回は「『私の好きな◎◎』を第三者目線で客観的に紹介する」というテーマで、いよいよ原稿を書いてみる!というもの。受講生の提出した原稿は、カフェやグッズ、趣味といった個性豊かなテーマで綴られていた。まずは、「編集者視点で互いの原稿を読みあう」というペアワーク。原稿を書く前に、お手本とする記事を「どんな構成で書かれているのかを考えながら読む」ことも初めての経験だったが、編集者視点で人の書いた文章を読むこともまた初体験。ペア相手の原稿を読み、なんとなく文章に違和感を感じる箇所があったが、それをうまく言葉にできなくもどかしい。

ペアワーク後は、江角さんからの原稿へのフィードバック。その前に、まず「朱入れは否定ではなく提案です」と江角さんは言っていた。原稿は自分の作品ではなく読者のもの。読者に伝わりやすい原稿を届けるために修正している。そこを意識していれば、添削を怖がることはない。と添削への心構えを伝えてくれた。

江角さんが受講生一人一人の原稿を添削していくのを聞いて、「書く」を生業にしている人は、こんなにも文章を細かく読んでいるのか!とまず驚かされた。ほんの一文字変えたり、言葉の順番を変えたりするだけで、より読みやすく、言いたいことがすっと伝わってくる文章に生まれ変わる!「なんとなく違和感」を一つ一つ言語化してもらい、なんだかスッキリ。自分の原稿は真っ赤で使える文章ってこんなにも少ないのか…と愕然としたが、今の自分の実力を知ることもできるし、人から言ってもらえるのはこの講座の利点だ。そして、江角さんが言う通り、ここは「たくさん失敗していい場」なので、その失敗からたくさん学んでいければいいと思っている。

企画を立てよう!

仕事を依頼してもらうためにできることとして、「公式サイト(ブログも可)を持ち、自分の実績をそのサイトに載せる」などあるが、実績がまだない段階では「出版社や編プロに企画を提案するということが大変有効」と江角さんは言う。編集部は常にネタ探しをしているので、もしも、媒体に合ったおもしろいテーマの企画書で、なおかつ、すぐに使えそうなサンプル原稿まで付けて提案されたら、むしろ有難いくらいだという。

江角さんは、「待つだけではなく、取りに行くライターになってもらいたい!」との思いを私達に伝えてくれた。待っているだけでは新しい道は開けないと私も思うので、取りに行く人生でありたいと、江角さんの言葉に共感だ。

企画を立てる際、書きたい媒体を調べることから始める。自分の好きな媒体を知るためには、日ごろから自分が何に興味があるのか、何が好きなのか、逆にできないことは何か、を意識することが大切。それらを把握していれば、やりたくないことを苦労してやらなくてすむし、自分が進みたいほうに最短距離で進むことができる、と江角さんは言う。更に、「人生は短いのでやりたくないことをやる時間はない」との言葉。胸に留めておきたいと思う。

どんなテーマで書くかは、媒体を知ることが大切だ。●読者が読みたいもの ●その媒体でまだ書かれていないこと ●自分だから書けることの三つが当てはまるテーマが見つかればその企画は絶対通るはず!とのことだ。

「書く」ことで幸せになる

自分が興味あること、悩んでいること、すべてが企画のタネになる、と江角さんは言う。例えば、プライベートと仕事とのバランスの取り方で悩んでいる人なら、うまくやっている人に話を聞きに行く→うまくやるヒントをもらえる→話の内容を記事にする→同じ悩みを持つ読者が興味を持つ。という流れを作ることができる。自分の悩みを題材に企画を立てて、悩みが解決できたら本当に素晴らしい!そのためには、江角さんが言う通り「自分が興味を持つものを深堀したり、自分が楽しいと感じることに常にアンテナを張る」って、とても大事だなと思った。

自分の好きなことで楽しく仕事ができたら、どんなに幸せだろうって思いませんか?江角さんはこの講座で、そういう働き方ができるんだよ。ということを自身の経験から教えてくれています。まさに、京都ライター塾のテーマ「『書く』ことで幸せになる」なんだなぁ。。。

今日からまた、自己分析ノートで自分の「好き」を追求していこう!という思いです。

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