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京都ライター塾 受講レポ【vol.4】

現役フリーライターとして活躍される江角悠子さん主宰の京都ライター塾。第4回目の講義を受講しました。残すところ後2回!(さみしい…) 今回もレポートを書くことで、講義の内容をしっかり吸収したいと思います。



初めての企画書作成

前回の講義の課題は「企画書作成」。講師の江角悠子さんにインタビューして、実際にインタビュー記事を書いてみよう!ということで、どんなテーマで書くか、どの媒体で書くか、どういった読者に向けて書くか、を自分で想定し初の企画書作りに取り組みました。
 

まず私は、媒体の設定より先にテーマを決めることから取り組みました。江角さんのSNSやメルマガを通して、考え方に共感した私は、ライター塾で更に江角さんの人柄にすっかりファンになってしまったので、聞きたいことは色々あるものの、何を聞こう?何について書こう?しばらく悩みましたが、3回目の「企画を立てる」の講義の中で江角さんが言っていた「自分の悩みも企画のタネになる」という言葉を思い出し、まさに今自分が悩んでいること、気になっていることをテーマに書いてみようと決めました。江角さんの書いた文章を読んだり、講座を聞いたりしていると「とても自分の気持ちを大切にしている方だなあ。」という感じをいつも受け、プライベートも仕事も楽しんでいて、とても充実した日々を送っていることが伝わってきます。そんな江角さんにだからこそ聞いてみたい!そして、自分の悩みや生き方にヒントをいただけたらなあ。との思いで企画を立てさせてもらいました。
 

次に、媒体を決める
媒体のコンセプトを確認し、自分の書きたいテーマが媒体のテーマと合っているかを確認する。そして、記事を書くことで読者にどんなメリットが生まれるか?を想像することが大事だという。読者にメリットがあることが書ければ、媒体にとってもメリットが生まれるということになる。

インタビューは「素材集め」


インタビューとは記者が取材のために人に会って話を聞くこと。人に話を聞いて原稿の「素材集め」をする作業だという。「素材」とは、聞いた話はもちろんだが、現場で見たこと感じたことも素材になるということ。例えば、パン屋さんの取材でお店に入ったとたん「焼き立てのパンのいい香りがしてきた。」とか、「お店の広さはワンルームほどのスペースだ。」など、江角さんはその場で気づいたこと、感じたことをノートにメモをとり、時には写真に残したりするそうです。取材を受けた人が話した内容以外のことを言語化する、ということがインタビュー記事を書く上では大事になってくる。現場に行ったからこそわかるお店の雰囲気を伝えることで、より読者の心に響く文章になるという。
 


インタビューをする前にやったほうがいい事


イター歴18年の江角さんでもインタビューの前は緊張するというお話を聞いた。会うまではどんな相手かもわからないことがほとんどだし、その人がどんな反応をするかもわからないのだから当然とも言えるだろう。取材に行く前には質問リストを作っておくといいとのこと。質問は多ければ多いほうが良い。そのためにも事前に基本情報は調べておく必要がある。取材対象がお店なら、そのお店の公式HPや行った人のブログもチェックしているそうだ。事前に情報収集していれば、質問もしやすいだろうし、相手にも「この人は知ってくれている」という安心感を与え、インタビューもしやすくなる。江角さんは、どんなにネットで調べても載っていない情報を聞き出すつもりでインタビューに臨んでいるそうだ。

話の引き出し方10のコツ


江角さんの長年の経験から、インタビューをするときの話の引き出し方のことを10個挙げて教えてくれました。

  1.     笑顔

  2.      相手の名前を呼ぶ

  3.      相手の答えをさえぎらない

  4.      相手が聞き取れるスピードでゆっくり話す

  5.      オーバーなくらいに相づちを打つ

  6.      質問を細かく分ける

  7.      聞いた話の中から、次の質問を考える

  8.      分からなかったことは、その場で聞き直す

  9.      いいと思ったことは伝える、自分の感想を伝える

  10.    相手のファンになる

どれも人とコミュニケーションをとる上で基本的なことのようだけど、意外とできていないことなのではないだろうか。特に私が気を付けたいと思ったのは次のことだ。
1.笑顔・・・   私は集中するあまり、笑顔が消え、能面のような表情になっていることが多い気がします。
2.相手の名前を呼ぶ・・・   恥ずかしくて名前を呼べないことってありますよね。でも、自分が名前を呼んでもらうと嬉しいし、特に下の名前で呼んでもらうと、距離がぐっと近くなったように感じます。
3.相手の答えをさえぎらない・・・   これは一番刺さりました。自分の気持ちを話したくて、つい相手の話にかぶせて話してしまいがち。
ゆとりをもって相手の話を最後まで聞くことを日ごろから訓練したいと思った。「傾聴術」を身につけるとインタビューにも活用できると江角さんはおススメの本を紹介してくれました。
7.聞いた話の中から、次の質問を考える・・・   先ほど、事前に質問リストを作っていくと良いということを書いたが、用意した質問を消化することにばかり気がいってしまうと、話半分で相手の話を聞いている状況に陥ってしまうかもしれない。聞いた話から質問を広げていくと、思ってもいなかった情報がもらえた。ということもあるというので、日ごろから心がけたい。
9.いいと思ったことは伝える、自分の感想を伝える・・・   これもまた、恥ずかしくて伝えられないことが多いのではないだろうか。特に、家族や身近な人に対して言えているだろうか?いいと思ったことは言ってもらえれば嬉しいし、そこから「実は…」と、思いがけない話が聞き出せることもあるというのだから、いい事しかない。今すぐにでも始めて見よう。

最後に


「インタビュー力は普段の会話から磨くことができる」と江角さんは言っている。確かに、今回教えてもらった講義内容は普段の会話でも大いに役立つスキルだ。これが自然にできるようになったら、インタビュー力のみならず人間力もアップする!といっても過言ではない。
 
話すこと、書くことは、自分のすべてをさらけ出すことを意味するので、さらけ出しても恥ずかしくないよう、これからは自分磨きに一層力を入れたい!と思った。

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