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FF14に思うこと #2

今回は言葉選びも程々に、FF14に対する私見を書き綴っていこうと思います。
一部内容は、自身がプレイを開始して間もなくの時期
かれこれ4年以上前から思っていたことでもあります。
ザザッと雑な文章になるかと思われますが、ご留意ください。

FF14はMMOとしては非常に多くのユーザーを抱えています。
ユーザーが多いということは、何かを遊ぶ際に人が集まり易いという最大のメリットでもありますが
その反面FF14におけるそのユーザー数の多さが、悪い方向に作用しているケースもあります。

それは何かというと
"プレイヤー間の摩擦が生じ易い環境である"

ʕ •́؈•̀ そんなもん他のオンゲーも同じだろう

それはそうなのですが、少し中身が違います。

昔のMMOといえばコアなジャンルであり、ゲームに対する知識や技術に貪欲なコアゲーマー達が主軸となり界隈を盛り上げていました。
それこそ見ず知らずのプレイヤー同士でも、ツーカーで意思疎通が図れる程度に、それぞれがゲームに精通しているような空間だったといえます。

その点FF14は、長年の運営によるPRや幅広く多様なコンテンツの充実を目指した成果もあり
古くからゲームに慣れ親しんでいるプレイヤーも居れば、"ゲームを遊ぶこと自体が初めて"というプレイヤーすら居ます。

そう、FF14は類を見ないほどにプレイヤーの"ピンキリ"の幅が物凄く広いのです。

プレイヤーのピンキリとは一体何を指しているのか?

それはゲームに対する素養です。



それが"プレイヤー間の摩擦問題"にどう結びつくのか?


バトルコンテンツをはじめ
技術や知識量が全く異なる者同士で、様々な冒険の一幕を共にする状況が多々あるわけです。

例えるならマスターランクとブロンズランクが同じマッチング内で共闘するという状況。

摩擦が生じる瞬間というのは大抵の場合
"できる側(だと思い込んでいる)"プレイヤー、または余裕の無いプレイヤーが、他者に対して自分の基準を当てはめてしまう事が原因です。
そしてその対象となり得るのが初心者をはじめとする、ゲーム素養が無いプレイヤー達です。

これくらいわかるでしょ?
何でそんなにしぬの?
なんで○○しないの?

個人に対する指摘というものは殆どの場合
"自分の価値観や基準に反している"と感じた者が口にします。

しかしそのようなケースでの指摘というものは
指摘した側のプレイヤーの狭い知見からの発想からくるもので、内容が的外れだったりする場合もあります。

純粋な初心者プレイヤーからすれば、判断材料が無い為、その指摘が正しいものだとして鵜呑みにしてしまう可能性もあり、妙な知識を植え付けられるなんてことにもなるかも知れません。


指摘や不満、仮に直接その場で言わないにしろ
現代ではネット上の書き込み等で取り上げられ、まるで総意かのように拡大され、間接的に初級者プレイヤーにも届いてしまいます。

ネット上で流れてくる話題や、実際のプレイ中にアドバイスや指摘を受けた際には、情報としての質を見極めることを心掛けた方が良いでしょう。

そもそもの前提としてなのですが
ゲームを遊ぶこと自体が初めてのプレイヤーや、長く遊んでいても傍目に上手では無いプレイヤーというのは
"自分が何を知らないのか知らない"という状態です。

ゲームの世界の中ではまだ小さな子供と同じような視野なのですよ。
そしてFF14はそのようなプレイヤーが、尋常じゃないほど多いということです。

ほんの幼い子供に対して、何で自転車乗れないの?一人でお使いもできないの?
そんなことを言う悪魔のような大人は居ませんよね。


そして、ここからが本題なのですが
そのような初心者ユーザーに対して、ゲーム側があまりに不親切な設計だと思っています。

ゲーム内に用意された初心者の館は任意であり、実際の内容も序の口に過ぎない程度のもの。
運営開発側はプレイヤー同士の交流で補って欲しいとの考えなのでしょうが、それもなかなか成立しづらいのではないか。

何故なら、コンテンツファインダーでIDには行ける
コンテンツ中にパーティ会話によるコミュニケーションが発生する要素も薄い、というかそんな隙も暇も無い。そもそもフェイスシステムでNPCを連れて行ける為、他のプレイヤーと交流すること無く遊んでゆける。

FF14はゲームの構造的に、フレンド作りやコミュニティを広げる為への"必然性"が限りなく低い。

ゲームの内容をひと通り遊ぶ為だけであれば、他者との繋がりを必要としないMMOなのです。
高難易度である零式ですら、野良の一期一会で事足ります。


更にはコンテンツサポーターや、フェイスシステムを利用しながらストーリーを進める事が可能になったこともあり、完全無垢なプレイヤーが他者と関わる機会がより一層少なくなったとも言えるでしょう。

便利な機能ではありますが、NPCのサポーターや暁のメンバー達は、装備の重要性やスキル回しの概念など教えちゃくれません。

様々な環境が重なった結果、純新規プレイヤーだけに留まらず、そのまま万年初心者なヒカセン(仮)へとなってしてしまう人も多いように見受けられます。


そして、そのようなプレイヤー達が
"知らず知らずに挑戦できる"のがFF14の高難易度コンテンツ。

またそこで摩擦が生じるわけです。
無知なプレイヤーへと向けられる蔑んだ眼差し。
できる側のプレイヤーはストレスを抱え、場合によっては行き過ぎた指摘により、できない側のプレイヤーが傷つき、もう遊びたくない…なんてことも起こり得ることでしょう。
もうなんというか…負のスパイラル。


規約違反を肯定するつもりはありませんし、ましてやプログラムを改ざんするようなチート利用などは論外ですが。
火力不足による時間切れが存在するコンテンツで、何を基準に頑張れば良いかわからない仕様はゲーム側の矛盾です。
プレイヤーがピリついて、他人を指摘し攻撃したくなる気持ちも解らなくもない。


しかし運営開発サイドは、過度にゲーム内でのユーザー間の争いを懸念した結果、DPSメーターは実装しないと明言している。
それだけならまだしも、ゲーム内で火力を出す為の気づきになるきっかけすら用意していない。

再三繰り返しますが、昔のコアゲーマーの集落のようなMMOならそれでも良い、勝手に気づき学んで上達していくプレイヤー達の集まりだったから。

FF14のピンキリを甘く見てはいけない。


結局ネット上の裏では飽きもせず同じような言い争いが、定例行事のように繰り広げられています。



見えないものを見ようとして〜 Logsのサイト覗き込んだ〜
そりゃBU○P OF CHICKENもそう歌いますよ。


ここで吉田P/Dをはじめ、運営開発チームに言いたい。

初心者を獲得し、様々なコンテンツを楽しんでもらいたい気持ちは解る。
が、ユーザーに放任することが増えた初心者(初級者)の為になるとは限りません。


一昔前のMMOがコアジャンルであった時代なら、ユーザーの知見に任せて成立する部分は多々あったと思います。
しかしFF14は、かつて類を見ないほどに幅広い層のプレイヤーが共存するゲーム。


「初心者さんにも高難易度を含めた色々なコンテンツを遊んでもらいたい」
そう推し進めるのであれば、ゲーム側で土台を指南するナビゲーションを用意するべきでしょう。

全てのノーマルコンテンツ程度であれば、状況によりメンバーの半数が残りの半数を補いパーティを支える事は容易です。
そして上手いプレイヤーは初心者や不慣れなプレイヤーにも寛容であり、イレギュラー要素にも合わせて動くことが出来る為、初心者プレイヤーの方々も唐突な指摘をされるような場面も少ないでしょう。

しかし高難易度においては、先述した火力不足による時間切れが設定されています。
そしてノーマルコンテンツとは違い、いくら手練のプレイヤーでも、ギリギリの火力の中で他人の分を丸々補うのは不可能ですし、装備が整っていない人に対してはヒーラーが救えなくなる状況もあります。

なんなら時間切れを撤廃しますか?
ギミックさえこなし続ければいつかは倒せる仕様。
まぁ、そんな調整ではクリア時の達成感が著しく低下しますね。

どこかにひとつで良い、初心者プレイヤーの気づきのきっかけになる必須要素を用意していただきたい。

初心者の館の再構築
DPSメーターの実装

それらが難しいのであれば、私からの最後の一手

高難易度コンテンツの解放/入場 条件に
木人討滅戦の撃破

正直これが一番丸く収まる案だと思っています。

そこで初めて気づきに至り、向上心があるプレイヤーは自ら動き出すでしょうし。
諦めるプレイヤーが居ても、それはそれで自然なこととして良いのではないでしょうか。
現在のFF14では、過保護な環境でモンスター化してしまったプレイヤーからの声が挙がる可能性はありますが、何でもかんでも与えられて育った子供は、自分自身が変わるのでは無く周りの他人や環境を変えようとします。

二兎を追う者は一兎をも得ず、全てを抱き込む必要は無いでしょう。
FF14は、もっと強気に自分たちのゲームを作ってほしいと思います。


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