思いが伝わるって泣けるんだ(「舞いあがれ!」96話感想)

ついに!ついに!舞ちゃんと貴司くんの思いが通じ合いましたね!!!!!!

貴司くんが舞ちゃんに送っていた短歌は実は情熱的な短歌の本歌取りで、それを舞ちゃんに気づかせたのが、秋月さん、というなんという見事な話の流れ!最高!!

自分の思いを伝えて、今の幸せが無くなるのが怖かったとお互い思っていて、その思いがようやく伝えられた。そのシーンで泣けるなんて、本当すごいドラマですね。流れも場所もタイミングも、全部がこのためだったと思うほど完璧でした。

貴司くんの「ずっと好きだった」という、言い方が説得力があり過ぎて、泣けてくる。赤楚さんの演技も最高。
舞ちゃんの、貴司くんとの回想シーンも泣けてくる。こんなに貴司くんが、貴司くんとの時間が大切だったんだって、気付けて良かったね。泣ける。とにかく泣ける。

大事な人に、伝えたい思いが伝えられるってこんなに泣けるものなんですね。尊い。

96話を見た後、しばらく余韻で何も考えられませんでした。そして、back numberさんの「アイラブユー」が聞きたくなった。

しかもこれ、個人的に嬉しいのが、短歌が絡んでいるということ。
短歌や和歌って、国語の授業だとどうしてもら暗唱だったり、技法だったりで軽く扱われがち(特に大学の受験勉強では煙たがられる)だけど、短歌×恋愛が多くの人が見ている朝ドラで取り上げられて本当に嬉しいです。
俵万智さんが、この舞いあがれ!を見ていて、一緒に実況してくれて(しかも短歌も読んでくれて)より多くの人に、歌の良さが広まるのかもしれないと思うと、またまたなんて素敵なドラマなんだろうと…。

まさに週タイトル通り、「伝えたい思い」に溢れていましたね。

伝えたくても伝えられない思いを持ってる人って少なくないのではないかと思います。
でも、焦らなくてもいいんだなあって感じました。思いは溢れてくるものだから。いつか、言える時がくるのではないか、と。そうして溢れた言葉は、どんなに陳腐な言い回しであろうと本物なのではないでしょうか。

アイラブユー、聞いて寝ようっと。

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