伝えることを諦めてはいけない(「舞いあがれ!」94話感想)

今日は「伝える」ということをより考えさせられる回でした。

貴司くんは五島で初めて自分の気持ちを短歌にできた。改めて、自分の思いを形にするって素敵なものなんだと実感しています。

舞ちゃんは貴司くんへの気持ちを(恋心?なのか?)伝えることが怖いと思ってしまっている。けれど、舞ちゃんは本当に真っ直ぐに貴司くんに「短歌って一瞬が永遠になるんやなぁ、って思った」と口にした。貴司くんはこの言葉が真っ直ぐ伝わったみたいですね。舞ちゃんの言葉を聞いた時の貴司くんの顔、とても良かった。。

確かに短歌って、(川柳とか和歌もそうかもしれないが)、景色や気持ちを、言葉にして永遠にできるものですよね。なんてロマンチック…。
大学時代、私は漢詩を勉強していましたが、解釈ってそれぞれで、でも各々の景色が浮かぶことは間違いない。雄大な景色だったり、戦の足音だったり、作者の呪いのような怨みだったり。
言葉から、聞こえてくるし、見えてくるんですね。
短歌を含む「詩」って、そんな側面がある気がします。

誰かが悩んでいる時、私自身は相手に対してまっすぐ刺さる、相手が一歩前に進めるような言葉って中々かけられないな…って思ってしまいます。
励ましたい、勇気づけたい、と思うけれどそれってある意味自分のエゴでもある。
それを超えて、相手に伝えたいって思った時初めて「言葉」が届くのかもしれないなと、窓で舞ちゃんと貴司くんが話しているシーンを見て感じた。伝えるって、溢れてくるものなのかも。

短歌だけにとどまらず、写真や芸術作品も伝えたいことが溢れていると、見ている側も「なんか良いなあ」って思うような気がします。

また、新聞にIWAKURAの記事が載りましたね。新聞記事も、何かを伝える手段のひとつ。記者さんの言葉を受けて、舞ちゃんも会社のことを発信していこうと決意します。どんな思いで会社のみんなが仕事をしているか伝えたい!が溢れた結果だと思います。

私たちは、伝えることを諦めちゃいけないのかもしれませんね。
気持ちが溢れて伝えた言葉や作品は、必ず誰かの胸を打つのかも。

そんなことをつらつらと考えました。

明日も楽しみです。

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