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私が後悔していること、伝えたいこと


初めましての方は初めまして。前回の記事からみていただいている方はお久しぶりです。本日はいじめについて最後の回、『後悔していること』、『今の私が伝えたいこと』についてお話していきます。


今回の文章もいじめについてです。写真は載せませんが、文章を読んで気分が悪くなった際には読むことをやめてください。この文章によって発生した事案について一切の責任を負いかねます。また、今回の文章では自傷行為について触れますが、行為を助長させるような意図は一切ありません。

前回の投稿から自分が後悔していることはなにか…。ずっと考えてみました。正直言ってあの時こうしていれば、もっとこうしていたらと思うことは沢山あります。その中で一番私が後悔していること、そしていじめに限らず相談事を受けたときによく伝えていることを今の私が伝えられることとしたいと思います。


私が後悔していること

私が一番後悔していることはいじめという状況から逃げること、そして正しい方法で発散することができなかったことです。皆さんも一度は「明日この人と会うの嫌だな…」、「明日学校行くのつらいな…」とどのような状況で思うかは人それぞれだと思いますが一度は考えたことがあるかと思います。私も同じでした。「今日日曜日だから明日から学校じゃん…」、「また一週間あの空間にいないといけないのか…」と毎日のように思っていました。最初はただ学校に行くのが嫌だなで始まった感情が自分で耐えられる量を超えており、自傷行為をするまで進んでいました。それでも私は周囲の大人に助けを求めることはしませんでした。よくいじめについて取り上げられるとどうして相談しないのかと言われますが、私の場合は実際に相談したことによって内容がエスカレートしたことから、2回目以降の相談をやめました。そこから他者に相談する=いじめが悪化すると考えた私は、自傷行為をすることでそれらのストレスを発散していました。今思うと、このやり方が間違いでした。自傷行為は依存性があり、回数をこなすことによって更に激しい痛みや苦しみを求めようとします。ときには一生消えないものとして自分で自分を苦しめることになります。私はこの時その状況から逃げることよりもどれだけ苦しくてもその中で耐えることが正しいことだと思っていました。沢山自傷行為もしました。何種類も行ったし、それらの行為を完全にやめるために何年もかかりました。いまでも衝動的にやってしまいたいと思うときは正直あります。もし今、そのような行為をしようと思いながらこの記事を読んでいる人がいるなら、あなたの今後の人生中で後悔する時がきっと出てくると思って、どこかで踏みとどまってくれることを願っています。


今の私が伝えたいこと


まず初めに、私は専門的な知識を持っている人ではないです。そのため、これから伝えることがあなたに当てはまるかどうかはわかりません。それでも選択肢の1つとしてどこか頭の片隅に入れえておいていただけられると嬉しいです。私がよく相談を受けるときに伝えていることは、「その状況に立ち向かうことだけが正攻法ではない。その状況から逃げることも一つの方法だ。」と伝えます。にげるというとその状況に負けたように感じるかもしれませんが、逃げることは決して悪いことではないです。あなたの心身を休めることが一番大切です。休んだ分、きっとどこかで苦労することもあるでしょう。勉強や仕事、人間関係など様々な場面で苦労することは出てくると思います。しかし、休んだ後にがんばればいいのです。今はあなたの心と身体を休めることが必要な時だと思いましょう。私はまだ学生なので社会については知りません。こんなこと言われても綺麗事だろと思われることは理解しています。しかし「逃げることは悪いことではない」と思うだけで自分で自分の逃げ道を塞ぐことが少しはなくなるのではないでしょうか。


最後に…


ここまで読んでいただきありがとうございます。最後にいじめを経験した私から、実際に相談を受けた人や自傷行為を見つけた人にお願いです。本人のそれらの行為について責めないでください。「どうしてそのようなことをしたんだ!」「親から貰った体なんだから大切にしろ!」と言わないでください。私たちはそれらの行為が一歩間違えれば命をおとす危険な行為であることは理解しています。それでもしないと自分だけでは対処することができない所まできているという人が大半です。やらなければ先に心が死んでしまうような状況まで耐えて耐えた結果している行為なのです。自傷行為は口にだしていえない中での唯一のSOSであると考えてください。勿論、他者に迷惑をかけるような方法がいい方法とは思いません。それは注意するべき内容なのかもしれません。しかし、注意したり怒ったりする前に一度本人の話を聞いてください。小さな出来事が積み重なって行為に及んだ人、大きな出来事が一気におきて行為に及んだ人、事情は様々です。もしかしたら、理解しがたいものもあるかもしれません。そのくらいで…と思うこともあるかもしれません。それでも一度話を聞くという姿勢だけは見せてください。「私はあなたがやったこと、おきている状況について話を聞くよ」という姿勢だけでも見せてもらえればそれだけで十分です。そしてもし、一人でそれらに対応することが難しいなら周囲の人を頼ってください。相談されたのだからと一人で対応しようと思わなくていいのです。抱えきれないことは一言相談者に伝えて話せる人に伝えてください。

今回まで自分の経験を含めた(ほとんど経験談に近いお話になりましたが)いじめについてお話してきました。もしこの記事しか読んでいない方がいたら、ぜひこの前の記事も含めて一読いただけたら幸いです。今回も拙い文章でしたが最後までお読みいただきありがとうございました。少しでもこの記事が今、いじめで悩んでいる人がなにか思うきっかけになればいいなと思います。